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2011年04月19日
ランチェスター戦略の概要

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数日前に「食品スーパー業界の目指す姿」という記事を書きましたが、
その記事の中で「ランチェスター戦略」の解説がなかったので、本日は
「ランチェスター戦略」の概要を記事にします。


*私の「ランチャスター戦略」の原点、故田岡信夫氏の著書。
イギリス人のエンジニアF・ランチェスター氏は、第一次世界大戦での
戦闘機の空中戦を分析していたとき、ある法則を発見しました。
武器の性能が同じ場合、兵力数の多い方が必ず勝つという法則であり、
第一法則(一騎打ちの法則)と第二法則(集中効果の法則)から成り立
つことを発見しました。
そして第一法則を「弱者の戦略」、第二法則を「強者の戦略」と名付け
て「ランチェスターの法則」が生まれました。
この法則は企業間競争の販売競争に勝つ戦略として広く用いられ、日本
では故田岡信夫氏が広めて行きました。
「ランチェスター法則」には公式もあるのですが、中小企業さんで活用
する場合のポイントを絞って行きます。
まず、中小企業のほとんどが弱者に該当することを前提として第一法則
の「弱者の戦略」をご紹介します。
弱者の基本戦略は『差別化戦略』
また、細分化された五つの基本戦略がありますのでご紹介します。
[1]局地戦
◆市場(マーケット)は限られた地域、限られた範囲とする。
範囲が限定されれば経営資源も集中できる。
[2]一点集中
◆ターゲットを決めて迷わず、一点に集中する。
一点であれば、弱者でも競合より経営資源をを多く投下できる。
[3]一騎討ち
◆一対一で腰を据えて確実に戦いを行う。
投入した経営資源をこまめに回収しないと資金が不足する。
[4]接近戦
◆相手(顧客・競合)に近づき、顔を見ながら攻める。
近づくことで相手の動きを観察し、相手の弱い部分(弱点)を
攻撃する。
[5]陽動作戦
◆ウソの情報などで相手を撹乱、揺さぶりを掛ける。
手の内を見せると強者に真似をされたら「差別化」できない。
意味していのは競争相手の少ないニッチ市場を見つけ、ターゲットを絞
り、集中して経営資源を投下してシェアを取ることです。
中でも市場のセグメントは大変に重要になります。
どの分野に絞ればナンバーワンになれるか、充分な市場調査と環境分析
を行い、見つけて行きます。
その分野は商品でもサービスでも地域でも顧客でも、いろいろな組み合
わせを考慮していくと「差別化」が明確になります。
市場が定まったら、一点集中で攻撃します。
どんなに小さい市場でも2位以下に「3倍以上」の差をつければ、以後
の競合他社の追随を許さず、次の戦略に移ることができます。
本日は「ランチェスター戦略」の概要だけの記事でしたが、改めて後日
記事とて書くことにします。

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Posted by 戸塚友康 at 09:35
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