2017年02月27日

学校給食の定番「ミルメーク」が50周年

                      
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学校給食向けに製造・販売しています牛乳調味品「ミルメーク」が今年
1月に50周年を迎えていることが判りました。
「コーヒー味」や「いちご味」などの粉末を牛乳に混ぜることで、栄養
を補助し、牛乳を美味しく飲むために開発された商品です。
小学校時代の給食を懐かしく思う人も多いと思います。
その「ミルメーク」がインターネット上で郷愁を誘う商品として話題と
なっていますが、何故いま話題となっているのか・・・・・

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






「ミルメーク」が発売されたのは1967年。
時代は、学校給食の飲み物が脱脂粉乳から牛乳に代わる過渡期であった
ことを覚えている人は少ないと思います。
脱脂粉乳のほうがカルシウムやビタミンB2などの栄養価が高く、牛乳
に切り替わるにあたり「足りなくなる栄養価を美味しく補えるモノ」
必要であり、その打診を受けたのが愛知県名古屋市にある大島食品工業
でした。  「ミルメーク」誕生の秘話です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






スタートはカルシウムをそのまま入れて飲んでみたようですが、とても
まずくて飲めなかった。 との社内資料が残っているようで試行錯誤の
結果、子供のコーヒー牛乳をヒントに商品を開発したようです。
昨年度は年間約3500万食を出荷した大ヒット商品に成長しています。
メインのコーヒー以外にも「いちご」「ココア」「バナナ」「メロン」
「キャラメル」「抹茶きなこ」「紅茶」
の味を発売しています。
それでもオーソドックスな「コーヒー味」が売上全体の7~8割を占めているそうです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今、ネットで話題になっているのは「ミルメーク」の全国分布図。
出荷量の2割を占めるのは会社地元の愛知県。しかし県内全域に納入しているのにもかかわらず「お膝元」の名古屋市には一度も出荷していないのは何故なのか???
給食は都道府県単位で決めるのではなく、市区町村の教育委員会が中心となって献立作成委員会が決める形が主流であり「名古屋市は市の教育委員会が牛乳はしろいまま飲む」ことを方針を持っていたようです。
「赤」   ➡ 給食にミルメークが出た記憶がある。
「ピンク」 ➡ 給食にミルメークが出た記憶がない。
「白」   ➡ 不明

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







「ミルメーク」の昨年の給食への出荷量は1200万食。
契機に左右されずに安定していますが、少子化と直結する給食関係は、今後はゆるやかに減少することは確実です。
そこで現在は「オンラインショップ」での販売やスーパーやコンビニや
駄菓子屋さんでの販売も実施しています。

現社長は「いつ飲んでも、どこで飲んでも、いつまでも変わらない懐かしい「ミルメーク」、新しい味で笑顔になる「ミルメーク」。この二つを社員と一緒に作り続けて行きたい。」と語っています。

今後の大島食品工業さんの活躍に期待します。









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2017年02月24日

任天堂が「スイッチ」投入で復活を狙う

                      
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かっての超優良企業、ゲーム業界のトップ企業「任天堂」が業績低迷で
大苦戦中であることは周知の事実です。
1月31日に発表された2016年4月~12月決算では、売上高が前年同期比
26%減の3111億円、営業利益は同38%減の263億円と減収減益という
大変に厳しい成績となっています。
昨年発売した『ポケットモンスターサン・ムーン』が牽引し携帯ゲーム
機関連は売り上げが伸びましたが、据え置き型ゲーム機の『WiiU』
での販売減少が響いたようです。

足元の業績は減収減益ですが2月~3月に掛けて、任天堂の将来を大きく
左右する製品が続々と投入され、巻き返しをはかるようです。
その代表が3月3日発売の「Nintendo Switch」です。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






「Switch」(スイッチ)は液晶画面のついた本体と左右に分かれ
たコントローラーで構成され、コントローラーには各種センサーが内蔵
された機種となっており、さまざまな操作に対応して微細な振動で手で
触った感触を再現する機能も採用しています。
テレビに接続はもちろん、携帯機としてプレーも可能のようです。
希望小売価格は2万9980円でゲーム機単体で利益が出せます。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






もともと任天堂の戦略は根幹は、ゲーム機とともにソフトも自社開発を
積極的に行い、ソフトの販売などで収益を拡大する方針です。
従ってゲーム機の販売そのものが、その後の業績を大きく左右します。
同時発売のソフトは8本であり『ゼルダの伝説』のシリーズの最新作が
目玉商品となる予定です。
今後は『マリオカート』『スプラトゥーン』『スーパーマリオ』などの
人気シリーズを投入する計画となっています。
さらな外部のソフトメーカーが100タイトル以上の製品を現在、開発中
であることを社長から発表がありました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






専門家は「主要ソフトが出揃う今年の年末商戦が最大のヤマ場となる」
と予測していますが、果たして優良企業の復活はなるのか。
前社長がスマホゲームへの参入と新型ゲーム機への開発を明かしたのが
2015年の3月であり、それから2年。
任天堂は社運を賭けた渾身ハードとソフトを市場に投入し、再び全盛期
の輝きを取り戻そうとしています。

今後の任天堂から目が離せません。












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2017年02月22日

湖池屋「プライドポテト」大ヒット/販売一時休止

                      
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昨年12月の記事にて「湖池屋のプレミアムポテトチップス戦略/前編」
「湖池屋のプレミアムポテトチップス戦略/後編」を投稿しましたが
今年2月に発売されました「コイケヤプライドポテト」の3種類のうち
「松茸香る極みだし塩」の販売を一時休止することを発表しました。
同シリーズでは既に「魅惑の炙り和牛」が売れ過ぎによる一時販売休止
となっており、同シリーズの3種類のうち2種類が一時販売休止と異例
の事態に陥っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






湖池屋によりますと、全国で販売を開始した今月の中旬より出荷計画を
大幅に上回る人気が出たため、生産が追いつかず、やむを得ず販売休止
を選んだのが真相のようです。
3月をメドに全3種類の販売を再開することを目指しています。
今回発売した「プライドポテト」は素材や製法など「和」にこだわった
商品であり「老舗のプライドをかけた」として開発・製造されました。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今回「コイケヤプライドポテト」が異例の大ヒットの要因は、もちろん
「美味しさ」や「品質」を重視したことが直結していますが、昨年から
の「マーケティング戦略」が隠れた要因だと思われます。

プレミア市場を狙った商品開発戦略、事前プロモーション(販売告知)
戦略
などが、見事に当たった結果となりました。
パッケージも斬新なモノに代わり、ネットでも話題となっています。
ネーミングもポテトチップスの老舗としての「プライド」を賭けた商品
であるという「ストーリー性」があったのも消費者の購買動機を動かし
たのでは・・・・






湖池屋の30秒CM












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2017年02月20日

うまい棒の販売戦略/セールスプロモーション

                      
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駄菓子の定番『うまい棒』のキャラクター「うまえもん」に妹がいた。
ネット業界でちょっとした話題となっています。
妹の名前は「うまみちゃん」。 丸いキャラクターの兄に対して、妹の
「うまみちゃん」は人間の外見で美少女キャラです。
兄妹のキャラ設定に相当な無理がありますが、面白い戦略です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






うまみちゃんにはプロフィール設定があり「ウマイアミ州」からやって
きた地球年齢17歳の帰国子女の設定です。
地球年齢といっいてるあたり、地球外生命体と想定されます。
性格は「うまい棒」のようにまっすぐであり明るく大胆、何かにつけて
「うまい棒」をマイクや笛と間違える、おっちょこちょいな性格であり
オーバーリアクションという設定です。(笑)

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







先週の2月15日~17日に開催されました食品業界向けの展示会である
「スーパーマーケット・トレードショー」にて正式発表されました。
4月頃を目安に、うまみちゃんがデザインされた「うまい棒チーズ味」
が順次店頭に並ぶ予定のようです。

駄菓子業界も販売を強化するために「セールスプロモーション」に力を
入れるように業界自体の環境変化が起きています。
商品が「美味しい」「新鮮である」「値段が買いやすい」は、当たり前
の基準であり、それ以上に販売するには「ストーリー性」が大きい要素
である時代に突入しました。
消費者から好まれる「ストーリー性」を創り出すプロモーションが今後
ますます重要になって行くことでしょう。












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2017年02月18日

部員10名の不来方高校が甲子園出場

                      
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第89回選抜高校野球大会(3月19日から甲子園球場)の選考委員会が
先月開催され、21世紀枠で岩手県立の不来方(こずかた)高校が選出
され、大きな話題となっています。
1988年に開校された県立高校であり、野球部員はなんと10名です。
出場選手登録期限は2月15日でしたが、甲子園出場が決まっても新たな
入部希望者が現れなかったので部員10名で大会に臨みます。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






昨秋の岩手県大会は準優勝、そして選抜大会の選出資料となる東北大会
では初戦敗退も青森の強豪の八戸学院光星高校に0対2と大善戦。
そして先月の選考委員会で春夏通じて初の甲子園出場が決まりました。
県立高校ですので県外中学出身者はゼロであり、全てが地元中学出身の
選手で構成されたチームです。
昨年の夏の大会が終了後、3年生が13名抜けてしまい部員が10名と
なり、連係プレーなどの守備練習ができないので弱点を補う戦略として
練習の9割を打撃練習にあてる「打ち勝つ野球」で戦ってきました。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






現在は女子マネージャー3名を入れて13名の所帯。
キャプテンの小比類巻主将は「選ばれたら、最初から10人で行くと決
めていたので何も変わりません。」
と平然と話しています。
過去には11名の部員で甲子園準優勝したチームもあり、部員が少ない
からといっても決して侮れません。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






3月19日から開幕します第89回選抜高校野球大会の大きな注目の的は
早稲田実業の清宮選手ですが、不来方(こずかた)高校の県立高校としての健闘も私は注目しています。













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2017年02月16日

高速道路の渋滞緩和策/遊園地と直結IC

                      
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国土交通省は今年2017年度から、高速道路と近郊の遊園地の施設や
アウトレットモール施設等を直結させる専用インターチェンジの設置を
実施することを発表しました。
利便性の向上と高速道路や一般道路の渋滞緩和が狙いです。
私自身も以前から強く実感していましたが、道路渋滞は全く無駄な時間
であり、極論をいえば国益の損失だと思っていました。
是非とも遊園地などの大型商業施設と協力・連携して渋滞緩和策として
成果を出していただきたいと強く感じます。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






この新たなインターチェンジ設置には商業施設側にも集客のメリットが
大きいことから、建設費一部を施設側に負担させる方針のようです。
従来のインターチェンジは国や高速道路会社が設置案を計画して費用も
負担しており、平均約10キロ間隔で設置されています。
新しいインターチェンジは商業施設を運営する企業が設置案を提案し、
国の審査をパスできればETC専用の簡易型インターチェンジを設置が
できるようになります。  建設費は約20億円ほど・・・・
とせの程度の負担とするかは今後の議論のするようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






通常のインターチェンジは上下線に出入り口計4ヶ所設置するのですが
、新しいインターチェンジは企業の提案に応じて、慈雨下船の出口のみ
とするなど部分的な設置も認め、渋滞緩和・集客と共にコスト低減など
も図ることが検討されるようです。

国交省が想定するのは、東京ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ
ジャパンなどのテーマパークや、三井アウトレットパークジャズドリーム長島などの人気の大型商業施設です。
混雑時には、近くの高速道路付近の本線から施設の駐車場まで大渋滞が
続いており地元住民のへ迷惑が大きな問題して挙がっていました。

是非とも早期に実現してほしいものです。








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2017年02月14日

「哲学の道」を日本屈指の観光名所に変えた戦略/後編

                      
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前回の投稿で「哲学の道」を日本屈指の観光名所に変えた戦略/前編
投稿しましたので、本日は後編をお届けします。
前回までは琵琶湖疎水の管理用道路が様々な経過を経て「哲学の道」
名付けられたことを書きましたが、その後の日本屈指の観光名所に成長
・変貌するプロセスをご紹介します。
1987年(昭和53年)に約450本の桜が植えられ、現在は「桜の名所」
と言われるまでのスポットに変貌しました。





*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






1987年(昭和62年)に、「哲学の道」の起点である若王子橋から終点
の銀閣寺橋までの約1.5kmが「日本の道100選」のひとつに選ばれて
知名度は一気に加速しました。
現在では春の観光シーズンは「桜」、秋のシーズンは「紅葉」、そして
時には夜の「ライトアップ」まで実施して、観光名所として不動の地位
を築き上げています。  まさにイメージ戦略が大成功した実例です。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






「哲学の道」のイメージ戦略を総括しますと、
①京都大学の有名な哲学者が歩いたという事実をキッカケとする。
②イメージが膨らむようなネーミングで興味を向ける。
③場所の目印、イメージと重なる建造物(石碑)を作る。
④イメージを演出する環境の整備(桜・紅葉などの植え付け)を行う。
⑤マスコミを活用してのPR、プロモーションを仕掛ける。
⑥その場所(モノ)にストーリーを彷彿できる演出を行う。


わすが40年ほどで、何の変哲もない管理用道路が日本屈指の観光名所
となるには「イメージ戦略」があったのです。
商店街の活性化や地域の街興し、過疎地の再興などを検討しいる皆さんは、是非とも「哲学の道」が実現した「イメージ戦略」で検討してみては如何でしょうか。













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2017年02月12日

「哲学の道」を日本屈指の観光名所に変えた戦略/前編

                     
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京都に「哲学の道」という観光名所があることをご存知だと思います。
散策した経験がある読者の方も多いのではないでしょうか・・・・
名前の由来から「哲学の道」は、文豪たちが気分転換に散歩を楽しんだ
ロマンチックなイメージが定着しています。
実は明治時代に整備された「琵琶湖疎水」の何の変哲もない管理用道路
だったことは、ほとんど知られていません。
どんな戦略で国内外から観光客が集まる「日本を代表する観光の道」
したのか検証してみます。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






もともと「哲学の道」は1890年に琵琶湖疎水が完成した際に設置され
た管理用道路であり、当初は慣行的に要素は全くなかったそうです。
琵琶湖疎水とは幕末にボロボロになった京都を復興する目的で作られた
疎水です。特に1864年に起こった「蛤御門の変」で京都市内の大半が
焼き払われた上に、明治維新と同時に東京遷都が実施されて京都に住む
人達の心は荒れ果てていました。
京都の街を再興しようとする動きから、琵琶湖の水を京都市内に引き込
んで上水道、水運などを整備して京都の街を活性化しようと約30年に
わたる大工事で、京都の街は活気を取り戻したといわれています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






水道が整備され、水力発電で京都市電が走るようになり、ライフライン
が整備されたことで産業復興に貢献したのが「琵琶湖疎水」でした。
そんな中で琵琶湖疎水の管理用に整備された道の近くには、多くの文化
人が住むようになり、近くに京都大学・永観堂・銀閣寺が点在している
閑静な街並みが好まれ文人たちが集まってきました。
そんな環境の中、地元の人達が「文化人が歩く道」という“特別な道”と
いう付加価値を見出したのです。
哲学者たちが「思想を巡らせながら歩いている。」とのロマンチックな
ストーリーを展開し、「哲学小径」「散策の道」「思案の道」「疎水の
小径」
といった名前で琵琶湖疎水を表現するようになりました。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






そして1972年(昭和47年)、地元の人達が琵琶湖疎水の管理用道路の
保存運動を進めるに際し、道の名前を「哲学の道」と決めました。
それに続くように1981年に道の中ほどに鎮座する「法然院」の近くに
西田幾多郎が詠んだ歌「人は人、吾はわれ也 とにかく吾行く道を吾は
行くなり」を刻んだ石碑が建てられました。
この仕掛けにより、「哲学の道」と名付けられ、歌の石碑が建てられた
時から「哲学者達が思想を巡らせながら歩いた道」とのイメージが確立
し、その後も観光地としての整備が続きました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







1987年(昭和53年)には京都市電の軌道敷石を転用しての、歩行者が
歩きやすいように敷石が並べられ整備が行われました。
さらに道沿いに約450本の桜が植えられ、「桜が咲き乱れる散策路」
として毎春、多くの観光客を楽しませています。

管理用道路が日本屈指の慣行名所に変わった「哲学の道」の前編を記事
にしました。次回は後編を記事にします。
お楽しみに・・・・・


















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2017年02月10日

日本マクドナルド、3年振りの黒字転換

                      
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日本マクドナルドホールディングスが発表した2016年12月期連結決算
は、純損益が53億円の黒字(前期349億円の赤字)となり、3年振り
に黒字に展開しました。
商品の異物混入、中国での鶏肉問題などで客離れを起こし、業績が落ち
込んでいましたが客足の回復が進んできました。
全店舗の売上高は4384億円(前期比16.4%増)、本業の儲けを示す
営業損益は69億円の黒字(前期234億円の赤字)と業績回復。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






イメージ改善に向けた店舗改装、期間限定メニューの投入、復刻商品の
投入などの挽回策がようやく効果を表した結果となりました。
しかし、店舗数は減少傾向にあり、今後への課題は残っています。
今期の課題は「回復」から「強化」の段階に移行する方針のようです。
2017年12月期の業績予測は営業利益902億円、純利益が85億円を
見込んでの今期の戦いがスタートしています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





会見したカサノバ社長は「信頼回復に向けた取り組みの相乗効果が出始
めた。」
と語り、業務改善が進んでいることを語りました。
また昨年7月に開始したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」との連携や、期間限定商品のキャンペーン、555店舗に及ぶ店舗改装などの戦略が集客に結びついたことを発言しました。
米国マクドナルドが検討している日本マクドナルドHD株式の一部売却については、カサノバ社長は「米国本社からの新たな情報はない。」と語っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今年の日本マクドナルドの戦略は非常に楽しみであります。
興味深く「営業戦略」を見守っていきます。





過去の日本マクドナルドの戦略記事
2012年11月12日記事
 ◆マクドナルド経営戦略失敗に学ぶ◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e209352.html
2012年12月11日記事
 ◆マクドナルド成長神話崩壊の要因◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e213681.html
2013年1月22日記事
 ◆マクドナルドの新戦略/朝食強化◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e217056.html
2013年5月4日記事
 ◆日本マクドナルド営業利益半減で新戦略◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228527.html
2013年6月19日記事
 ◆マクドナルドが業績回復への方針転換◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228529.html
2013年7月14日記事
 ◆日本マクドナルド高級1000円バーガー発売◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e232931.html
2013年7月20日記事
 ◆日本マクドナルド次なる商品戦略◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e234907.html
2013年8月11日記事
 ◆戦略変更、実を結ばす/日本マクドナルド◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e238468.html
2013年8月31日記事
 ◆日本マクドナルドの社長交代の結果は?◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e238478.html
2014年1月10日記事
 ◆日本マクドナルド、業績不振の要因◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e252031.html
2014年3月19日記事
 ◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/顧客分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261050.html
2014年3月21日記事
 ◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/顧客分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261051.html
2014年3月24日記事
 ◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/自社分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261052.html
2014年5月6日記事
 ◆日本マクドナルド、『商品戦略』迷走か???◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e267124.html
2014年6月1日記事
 ◆日本マクドナルド、今年最大のキャンペーン◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e270098.html
2014年7月11日記事
 ◆日本マクドナルドが凋落か?/6月売上・客数大幅ダウン◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e275640.html
2014年8月25日記事
 ◆日本マクドナルドが正念場◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e281902.html
2014年9月18日記事
 ◆日本マクドナルドが今年度最大の落ち込み◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e284232.html
2015年3月8日記事
 ◆日本マクドナルド、創業以来のビジネスモデルに限界か・・・◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e302494.html
2015年5月22日記事
 ◆企業経営の原理・原則「環境適応業」への変化◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e317535.html
2015年8月12日記事
 ◆低迷する日本マクドナルド、中間決算の会見◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e328177.html
2015年10月21日記事
 ◆昼マック廃止で「おてごろセット」消費者は?◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e337636.html
2015年11月26日記事
 ◆マクドナルド大量閉店により新たな動き◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e340999.html
2015年12月11日記事
 ◆ハンバーガー業界の戦い/勝ち組はモスフード◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e341003.html
2016年2月12日記事
 ◆日本マクドナルド過去最高赤字で窮地に◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e348395.html
2016年9月13日記事
 ◆外食産業が低価格路線にシフト/前編◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e378216.html
2016年10月4日記事
 ◆マクドナルド45周年復刻商品戦略◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e379652.html













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2017年02月08日

公的年金支給が70歳支給の時代か?

                      
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先月、日本老年学会が「高齢者は75歳から」との驚くべき提言が発表
され話題となっています。
大内東大名誉教授は「提言はあくまで医学的な立場からのもので財政的
な問題は全く念頭にない」
と語りましたが、年金の支給年齢の引き上げ
を促す材料として用いられるのでは。と懸念の声が上がっています。
厚生年金は「世代間の不公平が大きすぎる」と、若い世代からの不満の
声が上がっているにも関わらず、更に支給年齢を引き上げるなどが実施
されれば、不満の声は一層高まることは確実です。
日本の「年金制度」は既に破綻しているのと同じなのに・・・・・

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






ある専門家は「厚生労働省は、年金支給を70歳に引き上げようとして
いることは間違いありません。少なくとも5年ごとに年金財政の現況と
見通しを公表する『財政検証』の中で2014年6月のレポートで8つの
ケースが紹介されており、うち5つは65歳から69歳の労働力が66.7%
に設定されていました。これは10人に7人が70歳まで働かないと厚生
年金の所得代替率、つまり現役世代の手取り収入の何%を受け取るかと
いう数字が50%を保てない。ことを意味しています。2030年以降も、
厚生労働省は3年に1歳ずつ年金の支給年齢を引き上げ70歳に近づけ
ようとしています。」

そのターゲットとして浮上しているのが『団塊ジュニア』世代です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






団塊ジュニア世代は就職氷河期を経験し、貧困が顕在化しています。
非正規雇用が多い世代でもあり、厚生年金が積み挙がっていない率が高
いのも大きな特徴です。
また親世代の年金を頼りにするパラサイトも多く、現行の団塊ジュニア
層が年金受給年齢を迎えると、支給額の20%近く減るのは必至であり
、それを避けるには支給年齢を引き上げるしかないのが現状です。

現在の日本の公的年金制度は「賦課方式」を採用しています。
つまり現役の保険料で年金受給者の支給原資を作っているシステムであ
り、現状では不足分を国が捻出しています。
1960年代は11人で1人を支えていたのですが、少子高齢化という大きな
環境変化で現在は2.5人で1人を支え、2050年には1.3人で1人を支える
ことになります。
そんなシステムが続く訳がないのですが、抜本的な改革は政治政権との
兼ね合いで、未だに手つかずの状況です。


破綻しているも同然の日本の年金制度。
誰かが抜本的な改革をしないと、ますます国民が不幸になる制度です。
間違いなく国をアテにせず自助努力の時代が来ました。
















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