2016年09月29日

「トゥクトゥク」のレンタルで新たなインバウンド戦略

                      
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資源の乏しい国である日本では「観光産業」を成長戦略として国家的に
取り組んでいることは、皆さんもご存知だとは思います。

沖縄ではタイの三輪タクシーの「トゥクトゥク」をレンタルすることが
できるお店がオープンすると話題になっています。
海外観光客が増加する日本の観光地、沖縄にて「トゥクトゥク」を導入
して、旅行をさらに楽しんでもらおうと計画をしているようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





特にインバウンド需要の多い沖縄を拠点として今年7月より恩納村にて
「トゥクトゥクレンタカー沖縄」を開業、現在では17台のレンタル用
「トゥクトゥク」を保有しています。
この会社では「トゥクトゥク」の販売も手掛けています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





タイの三輪タクシー「トゥクトゥク」は普通自動車免許にて運転でき、
AT限定でも運転は可能となっています。
公道や高速道路で走行可能であり、全面ラッピングや高音質スピーカー
を搭載しており、快適にドライブが楽しめるようです。

今後は更にお客様の要望を聞き、さまざまなカスタマイズに応えること
を検討して行くとのことです。
一風変わった「トゥクトゥク」のレンタカー。
今後は離島での新店舗の展開、東京、京都などへの進出も目指してい
るとのことです。
果たして日本に「トゥクトゥク」旋風は巻き起こるでしようか・・・・
















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2016年09月26日

5兆円の損失を出した「年金積立金管理運用独立行政法人」給与水準

                      
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総務省が発表しました2015年度の独立行政法人の役職員の給与水鄭が
発表され、理事長たちトップの年間報酬が最も高かったのは、GPIF
(年金積立金管理運用独立行政法人)の3,130万円だったことが判明。
7月にはブログ記事でも5兆を超える損失の記事を書きましたが、莫大
な損失を出したにも拘わらず、誰も責任をとらずに独立行政法人の中で
最も高い報酬とは皆さん納得できますか・・・・・
給料はもともとは国民の税金であり、運用損失を出した原資は厚生年金
という名目で国民から徴収した大切な老後資金のはずです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





GPIFは株価下落などの影響で2015年度は、5兆3098億円の赤字を
計上しており、民間の企業でしたら報酬額は50%以上カットされても
仕方ない状況ですが“お役人様”はおとがめ無しですか・・・・・
しかも厚生年金は学習院大学の鈴木教授が発表しています世代間格差
・不公平感
が歴然としている中での出来事には唖然とします。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





総務省では「高度な専門的な人材を確保できるよう、給与水準の弾力化
を検討することとされており、妥当な水準」
と指摘しているようですが
高度な専門的な人材と言うならば、その道の「プロ」ですよね。
プロならばプロらしく結果・成果が出なかった場合は報酬カット・減額が当然ではないて゜しょうか・・・・・

民間企業で業績確保に苦しんでいる皆さんに申し訳ない気持ちにならないのでしょうか・・・・・












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2016年09月25日

コストコの年会費値上げの戦略

                      
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「コストコ」と聞いて、もはや日本では知らない人が少数なほど知名度
が急上昇していますね。 もちろんご存知ですよね。
米国生まれの小売チェーン店であり、1999年福岡県に第1号店として
日本に上陸してから17年、徐々に店舗を拡大しています。
現在国内に25店舗を構え、全世界では2016年7月の時点で約700店舗
のネットワークを構築している企業です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





コストコは年会費(1年更新)を払った顧客に割安な価格で商品を提供
している、極めてシンプルなビジネスモデルを採用しています。
行かれた方は判るとは思いますが、巨大倉庫のような店内に、生鮮商品
から加工食料品、飲料、日用雑貨、家電製品、事務用品、衣料品、カー
用品など幅広い商品を取り揃え、業務用サイズを長身としたボリューム
のある商品が店内に所狭しと並んでいます。
フードコートや調剤薬局、またガソリンスタンド、補聴器センターなど
を併設する店舗もあり、休日は家族連れで賑わう人気店であります。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





その「コストコ」が1999年日本進出以来、初めて会費値上をします。
これまでの個人会費は年4,000円(法人は3,500円)でしたが、9月1日
より個人会員は4,400円(法人は3,850円)と改定、従来から比較しま
すと1割の値上げを実施しました。
インフレ率や消費者物価指数も横ばいを続けている日本で、10%値上げ
をするという戦略には少し驚きました。
この戦略の真意はどこにあるのでしょうか・・・・・・








「コストコ」の決算書で目立つのは仕入れ原価の高さであり、決算書で
見ますと実に89%の原価率であることが判ります。
まさに「薄利多売」をそのまま実行しているのが判ります。
つまり「コストコ」は出来る限りの低価格で正直に販売している企業で
あり、通常では企業として「人件費も出ない価格」で販売を行っている
ことが判ります。
企業体質として利益の大半を稼ぎ出す源泉が「会費収入」です。

つまり「コストコ」はお客様を「会員」になっていただくことで利益を
「確定」することで、お客様には安心して薄利の商品を買っていただく
ことを戦略として、会員として存在している顧客に安心してサービスを
提供するといった徹底した「顧客主義」を実施しています。

これは全店舗、世界の共通したビジネスモデルであり、さらに驚くのは
会員の「継続率」です。
発祥の地、米国では会員継続率は実に91%、世界的に見ても88%の
会員が「継続」更新をしているというデータがあります。
これに新規会員が加わる訳ですので、当然に業績は上昇します。

どこの小売店より割安で商品を購入できるメリットを考えれば、会費の
10%値上げは「すぐに元を取れる」と考える人が多いでしょう。
「コストコ」旋風はまだまだ続くのか注目の秋を迎えています。








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2016年09月23日

焼き鳥チェーン店「鳥貴族」の独走のヒミツ

                      
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若者のアルコール離れや競争激化により、ワタミや大庄といった大手の
居酒屋チェーン店が軒並み大苦戦をしている中で、焼き鳥チェーン店で
ある「鳥貴族」が快進撃を続けています。
同社が発表した2016年7月決算は、売上高245億円(前期比31.3%増)
、営業利益15.9億円(〃42.7%増)と過去最高を記録しました。
今期も大幅な増収増益目標を見込んでおり、快進撃は止まりません。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





「鳥貴族」は1985年に大阪府東大阪市に1号店をオープンしました。
従来の「焼き鳥屋」という業態のイメージを根底から覆し、若者や女性
でも入りやすい、テーブル席を増やし、明るい店舗作りを実施。
さらに商品戦略でも、メニューを1品280円という低価格で統一して
関西を中心に徐々に店舗数を増やしてきました。
2005年に東京進出、2008年にはグループで100店舗達成、2016年7月
末現在で関西・関東・東海の大都市圏を中心に492店舗を展開中です。

際立つのは既存店の業績の良さです。
開店から12ヶ月以上経過した既存店売上高の前年比は2014年3月以来
、今年8月まで29ヶ月連続プラスと同業他社では群を抜いています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





「鳥貴族」の好調の要因は、全品税抜き価格280円という安さにある
と思われがちです。  実際大きな要因ではあります。
しかし、それ以外に「創業当時から鶏肉は国産のみを使用し、それぞれ
の各店舗で串打ちをする手間を掛けるスタイルを貫いています。」

そのこだわについて社長の大倉忠司社長は「鶏肉は肉の中でも一番劣化
が早い商品です。そして串打ちはどうしても手が入るので劣化スピード
はさらに早まります。美味しくて新鮮な焼き鳥を提供するには、お客様
の口に入る少しでも手前での串打ち、仕込みが高品質の“焼き鳥”となる
秘訣です。そこが既存のチェーン店と大きく違います。」



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





また、国産品へのこだわりは鶏肉だけに留まらず、現時点での約60品
のフードメニューのうち、98.2%は国産品を使用しています。
今後は10月からスタートする秋冬のメニューからは牛肉と枝豆を国産品
に切り替えることを行い、100%国産品を達成する計画です。
「食材の国産化を進めることで価値の向上、客数向上、ひいては既存店
売上向上に繋がる。」
と大倉社長は自信を覗かせました。

「鳥貴族」は2014年にはジャスダックに株式上場、2015年に東証2部
へ市場変更、そして今年には東証1部に指定されています。
今後も「鳥貴族」の成長は続くのか、大変に興味深い企業です。


関係ない話ですが大倉社長は、ジャニーズ人気アイドル「関ジャニ∞」
の大倉忠義さんの父親でもあります。、












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2016年09月21日

ライザップの「結果にコミット」次なる成長戦略

                      
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昨年、「結果にコミットする」というキャッチコピーとテレビCMでの
強烈なインパクトのある『ビフォー』『アフター』の劇的な肉体変化を
アピールして一世を風靡したRIZAP(ライザップ)。
昨年の7月、私のブログでも記事にして大きな反響があり驚きました。
運営会社であるRIZAPグループ(今年7月より健康コーポレーショ
ンより社名変更)の業績が絶好調のようです。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





もともとライザップのビジネスモデルは。「広告宣伝をガンガン行って
新規客を獲得し、2ヶ月後にその顧客が去ったらまた広告を実施する」

というビジネスモデルでした。
それが現在では「継続客」によって支えられているようで、広告宣伝費
を使わずに1000人の待ちが出ている状況なっています。
RIZAPグループの瀬戸社長が9月6日に2016年4~6月期決算説明会
でアピールしたRIZAP事業の大きな変化でした。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





RIZAPの業績向上の源泉である「継続客」とはどのような存在か。
従来、ライザップでは標準コースは週2回、1回50分のトレーニング
と食事指導を2ヶ月間受けられる内容でした。
それが今年4月から本格的に開始した「ライフサポートコース」を利用
すると、標準コースを修了した後にも継続して月に2回、1万9800円で
トレーラングが継続できるサービスを開始しました。
標準コースは2ヶ月で29万8000円。入会金5万円を合わせると合計では
34万8000円となっており、月2回で1万9800円は割安感があります。
継続利用する顧客は新規客と異なり実質的には、広告コストゼロであり
まさに「上得意様」となっています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





また、既存顧客からの紹介による新規客も増加しており、これらの結果
として2016年4~6月期は広告宣伝費が24億円と前期同期から3億円も
減少し、売上高は58億円と16億円の増加となりました。
紹介の増加だけでも月間1億円の収益改善効果が出ているようです。

2012年2月に第1号店を出店したRIZAP利用客は累計で5万6000人
を超え、会員1人が落としてくれる金額は、自社製プロテインの販売や
継続利用の増加により平均70万円~80万円に上がった。との発表がありました。
RIZAPの快進撃はどこまで続くか興味津々で注目します。


RIZAPのテレビCMの動画












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Posted by 戸塚友康 at 09:23

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2016年09月19日

「カレーハウスCoCo壱番屋」の更なる成長戦略

                      
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カレーチェーン店「CoCo壱番屋」の成長戦略に変化が見られます。
売上高6年連続の増収、営業利益・経常利益ともに3年連続の増益と
なっており、いずれも過去最高益と好調ぶりは健在です。
店舗数は5月末で国内1282店、海外162店、合計で1444店舗となって
おり、カレー専門店では圧倒的なシェアを握っています。
2位以下は80店にも満たない状況で、ほぼ市場は独占状態です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





その圧倒的なシェアを持っている「CoCo壱番屋」が、近年“マンガ”に
力を入れていることに気づかれていますか?
2010年頃から店舗の快適性向上を目的に“マンガ”を設置し、各店舗に
順次拡充を進めています
既に5~6年を掛けて全店舗の半分、約700店舗に“マンガ”書棚が導入を
されており、特に直近1年で200~300店舗に新設されています。
都心部の狭いスペースの店舗では“マンガ”を置くことは難しいですが、
可能な限り全店舗に設置して行く方針のようです。
1店舗平均1500冊、郊外店では何と4000冊の“マンガ”を置く店も出て
おり4000冊というと、ちょっとした図書館並みで壮観です。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





また、全店ではないのですが可能な限りコンセントを用意し、モバイル
ワーカーやゲーマー重宝されるサービスも実施しています。
食べている時に充電でき、“マンガ”を読んでくつろいでいるいるうちに
バッテリーが満タンに。と環境に適応したサービスを行っています。
しかし、カレー専門店である「CoCo壱番屋」がこのような“マンガ”や
コンセント、Wi-Fiが揃った「マンガ喫茶」化を目指しているのか?


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






カレーハウス「CoCo壱番屋」“マンガ”を置き始めた戦略は、ランチ
タイムとディナータイムの間のアイドルタイムの集客のようです。
午後3時~5時ぐらいまでの顧客が途切れる時間帯に、喫茶店のように
使ってもらえないかとの思案を巡らせた結果、出てきた答えがコーヒー
を一杯だけ飲んでいただき、マンガを読んでゆっくり過ごしていただく
ことを狙いとしています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





もともと「CoCo壱番屋」の発祥は、創業者の宗次徳二さんが1974年
に名古屋市内に開場した喫茶「バッカス」であり、翌年に2号店として
近所に出店した「浮野亭」で提供していたカレーライスが評判となった
のをキッカケとしカレーライス専門店へシフトした経緯があります。

またマンガ喫茶の発祥も1980年頃、名古屋と言われています。
名古屋地区では喫茶店が多く、競争が激しいためサービスの一環として
“マンガ”を多く置き始めたこともあり、「CoCo壱番屋」が推進してい
“マンガ喫茶化”はある意味、原点回帰の戦略でもあります。

ファストフード型のカレー専門店から、喫茶店型のカレー専門店へとの
シフトをはかる「CoCo壱番屋」。
今回の戦略がどのような結果となるか、楽しみでもあります。











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2016年09月17日

「カップヌードル謎肉祭」の販売休止の謎

                      
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日清食品は「カップヌードル」の発売45周年を記念した企画商品とし
「カップヌードルビック“謎肉祭”肉盛りペッハーしょうゆ」を今月の
12日より売り出しましたが、わずか3日間で販売を一時休止することを
発表しました。 発売から3日間での休止は異例のことです。
原因は当初1ヶ月分と見積もっていた在庫が3日間で底を突き、供給が
追い付かないと判断して販売の休止に踏み切ったようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





同社によりますと当初の販売予定を大幅に上回り、十分な供給量を確保
できない状況になったため、小売店には若干の在庫があるようですが、
同社からの出荷は停止となります。
なお今後については「十分な供給体制を確立した上で、2016年10月下
旬をメドに販売を開始できるよう鋭意努力してまいる所存です。」
との
コメントを発表しています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今回発売の「カップヌードルビック“謎肉祭”肉盛りペッハーしょうゆ」
はカップヌードル誕生45周年を記念して発売された新商品です。
長年にわたり消費者に、得体のしれない「謎肉」として親しまれてきた
「味付豚ミンチ」が通常のカップヌードルビックの10倍以上も入って
いる商品として、発売前からネット上では話題でした。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






日清食品は今年からテレビCMで「ビートたけし」さんや「小林幸子」
さん達を起用し、インパクトの強いメッセージを送っています。

マーケティング戦略では時々、使われる施策ですがマーケット(市場)
に供給する商品を、あらかじめ少なく供給してマスメディアなどを活用
して「売り切れ状況」を消費者に強く認知させ、第二弾の販売にて大量
に販売する手法があります。
最近では、第二弾の販売でも「マーケットの半分程度」の供給をすると
消費者は常に「欲しい」「買いたい」「何とかして手に入れたい」とい
購買意欲を喚起することができます。
これを「希少価値の法則」と呼びます。


日清食品が狙っているか、どうかは別として10月下旬に販売を再開した時には「カップヌードルビック“謎肉祭”肉盛りペッハーしょうゆ」は、大ヒット商品となるでしょう。

















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2016年09月15日

外食産業が低価格路線にシフト/後編

                      
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前回の記事で「外食産業が低価格路線にシフト/前編」を投稿しました
が、本日は後編を記事にします。
前編で記事にしたように、すかいらーくグループの中核「ガスト」では
7月の既存店売上が9ヵ月ぶりにプラスに転じたのですが8月は6.5%
と大幅なマイナスの結果となっています。
毎月の変化はあるものの「前年対比で休日の数を勘案すれば、前年割れ
のトレンドには変化がない。」
と広報は語っています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




客数の回復を図るためボリュームがあり、値ごろ感のある商品を増やす
など同社は6月中旬にメニューの約70%を改定しました。
広報では「ガストの顧客の来店頻度は3~4ヶ月に一度、今後の数ヶ月
を掛けてメニューの改定の効果を見て行く。」
と語っています。

一方、2014年4月の消費増税時にも税込み価格を維持するなど、ファミ
レスの中で低価格路線を貫いてきた「サイゼリア」は好調を維持しているようです。
今年に入って既存店売上は、3月と5月は前年マイナスになったものの
他の6ヶ月は前年対比でプラスとなっています。
低価格路線を貫いた成果が着実に売上に反映しているようです。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




ある調査機関によりますと、7月の外食市場規模は東名阪3域の合計で
3315億円と試算され、3か月連続で縮小しています。
外食頻度については、前年と比べ大きな変化は無かったのですが、単価
の下落が市場規模の縮小につながったようです。
前年比100円を超える単価下落は、2014年1月以来ほぼ2年半ぶり。
専門家の分析では「20代男女の居酒屋利用が減少しファーストフード
などの単価の安い業態に流れている。」
と分析しています。

2015年は客単価の上昇により市場規模が拡大した外食産業。
実際に市場規模の拡大が9ヵ月、縮小が3ヶ月でしたが、今年度は市場
規模の拡大が1ヶ月、縮小が6ヶ月となっています。
専門家は「外食産業の流れが変わった」ことを指摘しています。

さぁ、時代の環境変化に適応するのが企業です。
外食産業各社がどのように「環境変化」に対応するか、楽しみです。











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2016年09月13日

外食産業が低価格路線にシフト/前編

                      
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消費者の節約志向の高まりが顕著に表れており、外食産業が低価格路線
へのシフトが高まっています。
過去のデフレ経済の「超優良企業」である日本マクドナルドが今月12日
より、400円のランチメニューを投入することを発表しました。
新たなランチメニューの名前は「バリューランチ」 。  平日10時30分
から14時までの時間限定で割安な値段で販売するようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





マクドナルドの目玉となるのは「コンビ」と呼ばれる「ビックマック」
>「チキンフィレオ」
などのハンバーガーとドリンクSサイズをセット
価格にて400円で提供します。
「ポケモンGO」との連携で少しは客足が戻ってきているようですが、
期間限定の感は否めない状況で起死回生策となり得ますか。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




一方、外食産業の中心的存在のファミレス業界では「すかいらーく」の
社長が「昨年の12月頃から消費者の状況が一変した」と話し、将来の
不安からか若年層の消費意欲が低下しているようです。
年末からの株安傾向から高付加価値路線を支えてきたシニア層も消費に
慎重となっていることが大きな要因のようです。

ファミレス業界は2013年ごろからアベノミクスによる景気拡大路線に
乗り、高価格帯のステーキを中心として客単価を上げ、売り上げを伸ば
してきました。
しかし、消費者の節約志向が高まる中で高付加価値商品は行き詰まり、
客数が減少して売上にも影響が出てきました。
ファミレス各社は今年に入り、低価格路線商品投入に動き出し、消費者
の呼び戻しに躍起になっているようです。

すかいらーグループ「ガスト」は今年7月既存店売上高は9ヵ月ぶりに
プラスに転じましたが8月は6.5%減と大幅マイナスとなっています。



次回は「外食産業が低価格路線にシフト」の後編をお届けします。








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2016年09月11日

ついに「配偶者控除」の見直しが年内に

                      
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先日、政府は内閣改造後初めての経済財政詰問会議を開催して、今後の
経済政策の課題を議論しました。
内容は「増税」である所得税の抜本的見直しと称した「配偶者控除」
見直し、全廃を目指した大増税です。
2014年にもこの話題が出た時も記事として投稿しましたが、私自身は
制度に反対ではなく、決める側の「身を切る改革」を何も手を付けずに
国民に増税だけを押し付けるやり方に反対しています。

*インターネットより関連イラストを抜粋させていただきました。






榊原経団連会長たちの民間議員は、女性の働く意欲を抑えている一因と
される「配偶者控除」について、年内に見直しの道筋を示すよう提言を
行いました。
これを受けた安倍首相は「詰問委員会でシッカリ取り組み、成果を出し
て欲しい。女性が就業調整を意識せずに働くことができるようにするな
ど、多様な働き方に調律的なしくみを作って行く必要がある」
と述べ、
所得税の抜本改革を検討するよう指示を出しています。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






「配偶者控除」とは、専業主婦やパートタイムで働く妻がいる世帯での
所得税負担を軽減する仕組みであり、妻の年収が103万円を超えると
適用除外となり、控除が受けられなくなります。
そのため夫の税負担が増えることから、妻が労働時間を調整して年収を
抑えるなどの問題が指摘されています。
「配偶者控除」女性の社会進出を阻んでいるような論調が多いようで
すが、私は違うのではないかと思います。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





もともと社会に出てバリバリ働いている女性は「配偶者控除」の仕組み
は最初から全く意識せずに働いています。
子供の養育や高齢者の介護などの世話があり、フルタイムで働きたくて
も働けない、あるいは短時間の労働でしか働けない人達に向けた制度が
「配偶者控除」でした。
それがいつの間にか「女性の社会進出を阻む制度」なんて位置づけられ
ていることに驚きます。 
増税を実施するための問題のすり替えと言われても仕方ないですね。











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