2011年03月30日

黙して語らず「最後の砦」/自衛隊の姿

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東日本大震災は過去に例のない大きな被害をもたらし、被災した皆様に
は、心よりお見舞い申し上げます。 心を強く持って、復興を目指して
いただきたいと思います。
また、今回の震災を通じて日本人の秩序ある行動の素晴らしさを再認識
した人も多いと思います。
私自身が強く感じたのは、スポットも当たらず褒められもしない大変な
作業を黙々とこなす「自衛隊」の素晴らしさを改めて感じました。


地震と津波の被害が重なった大震災ですが、遺体の収容も自衛隊の大切
な任務であり、27日までに4150体を収容していたそうです。

*被災者の遺体に手を合わせる隊員(自衛隊提供)


日常的に遺体を扱う警察官と違い遺体の扱いに慣れておらず、とりわけ
海に流された遺体との対面は辛い作業だと聞きます。
悲惨な現場は、隊員たちの心を消耗させ、無力感を抱かせることばかり
が続くそうです。
そのため陸上自衛隊はメンタルヘルスを重要視し、夜ごと隊員を10人
ほどの班に分け、車座になって一日を振り返る時間を作っています。
隊員達は「仲間と共に苦しみ、痛みを共有できれば気力がわいてくる」
と打ち明けています。
「海には数メートルおきに遺体が浮いていた」
「幼い亡骸を目にすると、わが子とダブってたまらない」
「流木にはさまれ、両手をあげた遺体は助けを求めていた」
「おぶひもを掛けた女性の遺体に赤ちゃんは見当たらなかった」

これが現場で自衛隊の隊員の皆さんが見た現実です。
被災者支援活動の「最後の砦」である自衛隊の隊員は、その重みを感じ
ながら黙々と働きますが、肉体的・精神的疲労は日ごとに増します。



自宅が全壊、家族も行方不明という隊員が普通に働いています。
被災地に入り12日目、風呂はまだ一回しか入れていない。状況や、毎日
激務で働いていますが、食事は乾パンと缶詰めと水だけ。
炊き出しなどで暖かい汁ものの食事を被災者に提供しても、隊員達が口
にするのは冷めたものばかり。 これが現実です。

*わずかな休憩時間にトラック内で冷めた缶詰を食べる隊員たち。


「わが身は顧みず、何ごとも被災者第一」
これが自衛隊の方針であり、実績を誇るわけでもなく、黙して語らず、
被災者のために黙々と働く自衛隊員。
私達は、このように素晴らしい「自衛隊」に守られているのです。

感謝。感謝。感謝。

ある自衛隊員が語りました。
「自衛隊にしかできないなら、危険を冒してでも黙々とやります」
「国民を守る最後の砦。それがわれわれの思いです」

改めて、自衛隊の皆さんに敬意を表します。





お断り
◆写真はインターネットより抜粋させていただきました◆  


Posted by 戸塚友康 at 09:13 │感動体験

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