2010年06月16日

価格の心理学

先日の記事で『消費者の需要を創り出す』との内容を書かせて
いただきました。
本日は消費者の需要を創り出す具体的な内容をご紹介します。

本日、ご紹介するのは『価格の心理学』
例えばスーパーさんで牛肉を売るとき、100㌘700円の牛肉を並
べると、お客様は値段を高く感じて購買意欲がわきません。
ここに100㌘500円と1000円の牛肉を並べると、どのような現象
が起きるでしょうか…?

500円の牛肉は安いけれど、700円のほうが品質は良さそうだ。
1,000円までは高くて手を出せないが、700円なら手頃な価格だ。
と、いうような心理状態になる方が圧倒的に多くなります。

なぜでしょうか…?

*写真と本文は関係ありません。


その答えはお客様は何を買うのか…?
と言えば価値を買いたいのです。
重要なことは、価値を比較できる基準を示す。
ことなのです。
安さというのも、ひとつの価値基準ですがお客様は安さだけで
購入する訳ではありません。

牛肉の例でいえば、100㌘500円、700円、1,000円の3種類より
品質と価値を比較できる基準が設定されていることが大切なこと
なのです。

あるラーメン屋さんで、一杯500円の通常醤油ラーメンと一杯
800円の特製醤油ラーメンを販売したところ、圧倒的に500円の
ラーメンに人気が集中しました。
ところが、ここに「幻の醤油」で作った一杯1,500円のラーメン
をメニューに載せたところ、800円のラーメンに人気が集中した
事実があります。

2種類のラーメンのときには、お客様は800円のラーメンの質の
良さを実感できなかったのです。
500円のラーメンでも充分に美味しい。
価格の安さに価値を見つけていたのです。
そこに「幻の醤油」の一品が加わったことで、
価格ではなく価値の比較ができるようになりました。


価格の設定・揃え方次第で売れ方が
    全く異なるのが価格の心理学である。


価値を比較できる基準を設定・提示する
と間違いなく、今まで異なる結果が出ます。




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