2010年06月19日

マーケティングの原則/消費者の潜在意識

本日は『マーケティングの原理・原則』から
ヒット商品が生まれる消費者心理をご紹介します。

例えばあらたまった式典・パーティー等へ夫婦で出席する時
には奥様方は必ずと言いますすよね「着て行く服がない」
タンスの中は服で溢れているのに何…?
と思われるご主人が多いとはずです。
そこには女性特有の潜在意識が存在しているのです。
「2~3度袖を通しただけでも同じものを着ていくの嫌だ」
心理的に「新しい服が欲しい」となる訳です。
そこには自分自身を他の人との差別化をしたい。との心理が
働いています。

しかし、差別化したいなら必ずしも新しい服でなくてもいい
はずですが、ここにもう一つの心理が働いています。
「皆さん新しい服を着てくるだろうから、自分だけ以前袖を
通した服では嫌だ」

つまり、人と同じでありたいとの心理です。

自分自身を際立たせたい。との差別化の心理と人と同
じでありたいとの横並びの心理とのふたつの
相反する矛盾した心理が潜在意識に生まれます。
この相反する矛盾した心理がタンスに服が溢れている状態でも
新しい服が欲しい。購買動機を喚起するのです。

ヒット商品とは、この相反する矛盾した心理により生まれます。
「何か新しい商品が出て、これは流行そうだ」と感じると
「先行して自分を差別化したい」
「流行遅れになりたくない」
との潜在意識が働くのです。
そして自分が『似合う』『似合わない』は関係なく、皆と同じ
ものを求め、それが一定量に達するとヒット商品となります。

この状況を繰り返されるため、流行やヒット商品は長続きする
ことはありません。





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