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2019年08月04日
「ミニストップ」が繁忙期前に大量閉店の謎


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コンビニ業界での第4位の位置づけである「ミニストップ」は、今年の3月から現在まで全国で193店舗を閉店したことを発表しました。
看板スイーッである「ハロハロ」の最盛期である夏を前に閉店とは、いったい何故なのでしょうか。謎の多い閉店です。
先月には新商品「ハロハロ果実氷 白桃」を発売したばかりでした。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
現時点でのコンビニ各社の国内店舗数を比べてみますと、最近沖縄県に出店して全国制覇した「セブンイレブン」がトップで20,973店、これに「ファミリーマート」が16,438店で続き、「ローソン」が14,659店と続いているのが現状です。
これに対して「ミニストップ」は193店を減らし6月末時点で2,004店と第3位のローソンに大きく水をあけられています。
今回のミニストップ大量閉店の要因は、看板商品である「ハロハロ」の存在があるのでは? と推測する専門家もいるようです。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
「ミニストップ」大量閉店の根底にはコンビニ業界が抱えている「人手不足」の対応が遅れていることが大きい要因だとは一目瞭然です。
他の大手3社はインターネットやSNSなどを使いアルバイトの募集を組織的にインフラ整備を実施して全国規模での採用を実施していますがそのインフラ整備が遅れているのがミニストップです。
仮にコンビニにてアルバイトをするとして「品出しやレジ打ち、フライヤー(揚げ物)をやりながらソフトクリームも含めたハロハロ作りまでやる」ようなミニストップに努めますか・・・・
コンビニスナックの準備や商品作りに手が掛かれば当然、商品陳列や売り場の品出し補充は疎かになるのは必然となって行きます。
お客様からすれハロハロやコンビニスナック以外の商品の魅力は半減するし、買い物も楽しくなくなるのは当然です。
この手間の多さが「ミニストップ」の人手不足の大きな要因、つまり手間暇をかけて作りだす「ハロハロ」が最大の敵だというのです。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
「ミニストップ」の戦略は時代を先取りする優良企業だったはすです。
今年10月からはじまる軽減税率を受けてコンビニ各社が「イートインスペース」の確保やスペースを設けた店舗へのシフトを行っていますが、ミニストップでは1980年代の創業時からイートインスペースのある店舗を設計していました。
当時はサンドイッチやチキンを中心としたファーストフードを店内で食べてもらうコンセプトで店内席を設けていました。
また「店内の無線LAN」の導入も2001年には、いち早く導入したのがミニストップだったことはあまり知られていません。
このように時代を読んだ戦略はあるのですが、なかなか消費者の評価には繋がっていません。
今後は「ミニストップ」の巻き返しに期待したいと思います。

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