2011年02月16日

「居酒屋」の倒産、過去最多/激安戦争

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4月10日投開票が行われる東京都知事選に、居酒屋など飲食チェーン店
を手掛ける「ワタミ」の渡辺美樹氏が立候補することを発表しました。
渡辺美樹氏はテレビコメンテーターも務めるなど、以前より社会問題に
ついて発言も多かったのですが、本人のブログで「企業家として私なり
に、政治・行政の大きな転換点である首長選を迎える東京に対して提案
をまとめた」
とコメントしていました。

*インターネットより抜粋させていただきました。


本日、「居酒屋」の記事を書く予定でしたので驚きました。
さて今日の記事ですが、帝国データバンクによりますと2010年に倒産
した「居酒屋」は前年比4.1%増の201件にのぼり、過去最多の件数で
あったと発表しました。(外食産業の倒産の約30%を占める)
居酒屋業界の市場規模も、ここ10年で大幅に減少していることが判明
しました。

*外食産業総合調査研究センターの調べ


「居酒屋」倒産が増加している原因は、大手チェーン店との低価格競争
が激化していることにくわえ、2007年9月より飲酒運転に対する罰則が
強化されたことが影響していると分析されています。
また、「西洋料理店」や「中華料理店」の倒産も過去最多を記録する等
の外食産業の生き残りが激化しています。
今後、さらに消費者の低価格志向が強まると予測され、デフレ傾向が最
も顕著な業界になっています。


「居酒屋」の激安戦争をリードしているのが「金の蔵Jr.」で、価格は
お酒もおつまみも「270円均一」を看板としています。
私も東京出張に一度、行きましたが一人「2,000円でお釣りがくる。」
そして、肝心の味も「他の居酒屋と遜色なし」の高品質でした。



今後も地元地域の「居酒屋」と大手チェーン店の価格戦争は続くこと
は間違いないと思います。
大手チェーン店は、食材を大量に安い金額で仕入れすることができ、
人件費も最小限に削減する工夫を実施しています。
例えば、飲み物・食べ物の注文はテーブルに設置したタッチパネル式
の端末で行い、注文を聞く人の人件費を大幅にカットしています。

外食産業の経営環境が激変している中、地元地域の「居酒屋」と大手
外食チェーン店の戦いから目が離せなくなりました。
庶民にはありがたいのですが、「激安戦争」をしている現状が良いの
か、疑問に思うことも多くあります。

本来、私達が外食産業に期待する
『食の安全』『顧客満足度』
などが軽視をされないことを望みます。







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