2011年02月22日

春闘のゆくえ/沖電気工業

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先日、「春闘」スタートの記事を書きましたが、各労組で活発な交渉が
進んでいるようです。
昨日、電機メーカーの労働組合で構成する電機連合は中央闘争委員会を
開催し、業績が悪化している沖電気工業(OKI)労組の産別統一交渉
からの離脱を承認しました。
OKIの離脱は2009年以来2年ぶりとなります。
一方、経営再建にめどがついてパイオニア労組は、3年ぶりに統一交渉
に復帰することになっています。

*OKIのホームページより抜粋しています。


OKI労組は電機連合内の大手14社で作る「中闘組合」の一角を占めて
いますが、同社は円高の影響などで欧州を中心にプリンター事業が低迷
し、11年3月期に280億円の最終赤字が見込まれ統一交渉には臨めない
と判断したようです。

OKI労組は今春の労使交渉で賃金体系(定期昇給)の維持4.5カ月
分の年間一時金(ボーナス)を要求
し、電機連合が掲げる基本方針で
ある「定昇維持」「最低4ヵ月分の一時金要求」を満たしていますが、
「業績の先行き不透明感が強い」(同労組)として単独交渉に切り替え
ることを決定しました。

一方、不採算のプラズマテレビからの撤退や人員削減などで業績が上向
いているパイオニアは、11年3月期に7期ぶりの最終黒字の予定であり
同労組は2008年以来3年ぶりに統一交渉に復帰し、定期昇給と業績連動
方式での一時金確保
を目指しています。


今年の「春闘」は、定昇維持、一時金要求の交渉の色合いが強い春闘と
なっています。
「春闘」は新卒採用条件(新卒賃金)や消費者の購買動向に大きな影響
があるだけに、ゆくえが注目されます。






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