2011年02月11日

浜松創業者列伝/伸栄総合サービスさん

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
『ブログ村』に参加しています。応援のひと押しが励みになります。



先般、浜松商工会議所報「ニューイング」に大変にお世話になっていま
(有)伸栄総合サービスさんが掲載されてました。
企業として素晴らしい取り組みをされていますので、その一例を掲載さ
せていただきます。



紙面の2ページをフルに掲載されており、期待の高さがうかがえます。



掲載された内容は『浜松創業者列伝』
掲載タイトルは「日系ブラジル人を通して日伯友好の架け橋に」


まだ外国人労働者の受け入れ態勢が確立されていない20年前、ご紹介
する(有)伸栄総合サービスさんは誕生しました。
日系ブラジル人中心の人材派遣会社としてのスタートでした。




私自身、約7年のお付き合いですが伸栄総合サービスの加藤和代社長の
一貫しているのは、会社の絶対的な考え方『経営理念』の徹底です。
従業員が安心して働ける環境づくり。
例えば、寮の完備でしたり事業所内託児所の存在です。
また、全てにおいて「ウソをつかない」。つまり素直で正直な人間教育
に大変な努力・時間・労力を費やしています。

加藤和代社長は、あるとき「住」のお世話をしたことがキッカケで会社
を創業することになりました。
「元、看護師ですから、病に苦しむ人を看るのも、言葉や文化の壁に苦
しみ悩んでいる人の面倒を見るのも同じに思えました。縁あって日本に
やってきた彼(彼女)らを精一杯サポートしよう。そんな気持ちから、
日系ブラジル人を中心とした構内請負業を始めました。」


メーカー各社の人材需要の高い浜松周辺では、1995年頃から日系ブラ
ジル人労働者の需要が急激に増加し、伸栄総合サービスさんは順調に
派遣社員を伸ばし、最盛期には1000人を超える人を抱えていました。

しかし、2008年のリーマンショック後の不況で派遣先の人員削減が相
次ぎ多くのブラジル人が帰国を余儀なくされました。
伸栄総合サービスさんの従業員数も、一次300人台まで落ち込んでいま
したが、そんな苦しい時期でも加藤社長は「明るく笑顔で元気な姿勢」は一貫して変わることはありませんでした。
「一時的に仕事がなくなった外国人の人達には、空いた時間を有効に
使ってもらうために、従業員教育を徹底的に行いました。挨拶の仕方
や面接の受け答えなど、彼らにとっては、まだまだ知らないことばか
りでしたから。会社としても辛い時期でしたが、営業努力の甲斐もあ
り、その後、従業員500人台まで持ち直しました」


現在、日本の製造業を縁の下で支えているのは外国人労働者。
だからこそ、国税・地方税や労働法・社会保険法を遵守して、従業員
にとっても派遣先にとっても信頼される会社であらねばならない。
そのために2003年には業界初となる「ISO9001・2000」を取得。
日本語習得や資格取得への支援のほか、月に一度のビジネスマナーの
勉強会や派遣法セミナーへの参加の後押しも続けています。


厳しい時にも会社の理念に沿った方針を守り、徹底した教育を実施し
ている企業さんは、やはり違います。
間違いなく成長・発展する企業さんとして業界の模範となっています。


今後の伸栄総合サービスさんの躍進に期待します。






にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへブログ村「コンサルタント部門」に参加しています。
ポチっと『ひと押し』してもらえると嬉しいです。


  


Posted by 戸塚友康 at 09:13 │注目企業紹介

▶コメントをする・見る(0)