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2019年09月22日
アイスクリーム業界のトップが大苦戦の要因/後編


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前回の記事にてアイスクリーム業界のトップ企業「サーティーワン」が赤字決算と店舗縮小で苦しんでいる内容を投稿させていただきました。
本日は業界のトップ企業が大苦戦している要因を特定します。
まずは、業界のトップ企業が大苦戦している要因で最もシンプルに考えられることが市場(マーケット)が縮小して影響を受けることです。
日本アイスクリーム協会によりますと、2018年のアイスクリーム市場規模は2015年の市場規模3322億円から5186億円と約1.5倍以上の規模となり、食品関連市場では最大の成長分野となっています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
「アイスクリーム」というと少子高齢化の影響で市場(マーケット)は縮小しているかと思いきや、市場規模の拡大に驚きました。
この市場規模の成長は実はコンビニの成長が大きく寄与しています。
コンビニの店舗数はサーティーワンの1,000店舗に比べ、大手3社を合わせると全国5万店と桁違いに販売網が広がっています。
メーカーの努力もあり、宇治抹茶を使った大人向けのアイスクリームなどの商品開発はもちろん、冬でも食べたくなる高付加価値商品の開発も積極的に推し進め、アイスクリームの市場は活気づいています。
つまり、アイスクリーム業界の拡大はコンビニのシェア拡大がストレートに反映していたのが実態だったようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
「サーティーワン」の売上が伸び悩んだ2010年以降は、ちょうど全国のコンビニ店舗数が飛躍的に伸びた時期でした。
コンビニ業界の最大手のセブンイレブンは年間1000店舗以上増やし、同時にアイスクリーム市場の規模も並行居て大きく伸びました。
このことから考えて「サーティーワン」の売上伸び悩みは、コンビニが顧客を奪ったのが要因だと限定しても不思議ではありません。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。
サーティーワンも企業努力は続けて、2019年1月には「ミニオン」をモチーフとした6つの果物味が楽しめる「“ミニオン”メッチャフルーツ」などの新商品を毎月のように投入し、シェア奪回に努めています。
しかし、現状ではサーティワンの業績は回復しておらず施策が不十分であることがハッキリしています。
全国津々浦々まで店舗網を張り巡らしているコンビニのシェアを奪回する施策が今後、大変に注目されます。
アイスクリーム業界のトップ企業の巻き返しはなるのか?

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