2011年10月02日

生食用「ユッケ」の新基準に疑問

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焼肉チェーン「焼肉酒家えびす」集団食中毒事件を受けて、厚生労働省
が策定した生食用牛肉の新基準が10月1日より施行されました。
専用の加工設備の設置や、肉表面の加熱殺菌などを義務づける内容とな
っており、焼肉業界からは「ユッケはもう出せない」との声が上がって
います。

*写真はインターネットより抜粋して使用しています。



提供する店側からは「専用設備を作ったり、手間が掛かり過ぎる。そこ
までしてユッケをメニューに入れるか・・・」
との声がでるのも当然の
ことだと思います。 新基準を施行の前日、東京都庁で開催されました
「認定生食用食肉取扱者」の講習会に参加した人達は、みなさん困惑し
た表情でありました。

*写真はインターネットより抜粋して使用しています。


新基準では、枝肉を切り分けて密封した後、湯せんなどで表面から深さ
1㌢以上の部分を60℃で2分以上加熱殺菌をする。
対象は「ユッケ」「牛刺し」「牛タタキ」「タルタルステーキ」となっ
ており、違反すると営業停止のほか悪質と認定されれば2年以下の懲役
もしくは200万円以下の罰金が科せられる。

新基準では切り落とす部分が多く、食用部分が少なくなるため、従来が
800円程度だったユッケは2~3倍に値上げさぜる得ない。という声が
大半を占めていました。
ある焼肉関係者は「新基準は現場の事情を全く考慮していない。生肉は
出すなと言っているのと同じ。小さい店が常連にこっそりと出すことを
助長するようなものである」
と嘆いていました。

大手焼肉店チェーン店「牛角」「安楽亭」は販売再開には消極的です。
これに対して苦肉の策で新商品を生み出した店もある。
東京の「徐々苑」では8月より、ブロック肉の表面を軽く焼いて、薄く
スライスしてユッケダレをつける新メニューを開発しました。
発想は「レアステーキ」であり、新基準の対象外に目をつけました。

さて日本の文化ともいえる「生食用牛肉」の今後は、どのように展開を
して行くのか、大変に興味深い課題であります。







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