2013年05月18日

ユニクロが『ブラック企業』扱い

                      
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先日、衣料品小売業「ユニクロ」の『世界統一賃金構想』が話題となり
その記事をブログに書きましたが、ここ数年の間に『ブラック企業』
いう評判に晒されています。
『ブラック企業』として評判があがる根拠として挙げられるのが離職率
の高さだとマスコミは騒いでいます。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



離職率の高さがどの程度の数字か、3年以内に離職した新卒入社社員は
 2007年度 入社組 37.9%
 2008年度 入社組 46.3%
 2009年度 入社組 53.0%
 2010年度 入社組 47.7%   という結果になっています。

この数字が高いか低いかは、労働条件や労働環境、賃金などのいろいろ
な要素があり、他小売業と単純に比較対象しても意味がないと思います
が、マスコミ関係者は離職率で記事を書いているようです。

ユニクロの人材育成システムは、入社半年で店長代理試験があり、それ
をクリアすれば店長に昇進できます。
閉店後や休日に時間を見つけては、数冊もあるマニュアルを覚える自己
啓発を推進しています。
その他、店内の商品配置・陳列方法・レジ・フィッティング・ミシンの
技術習得など、様々な知識・技術の習得が必須となつています。

しかし、このような労働状況の改善に取り組んできたことも事実です。
柳井正会長は離職率の高さについて「あまりにも促成栽培すぎた」と語
っています。
新入社員の希望を考慮した人材配置や店長業務の見直し、社員が相談で
きる窓口の設置などの対策を講じてきました。

ある専門家は「離職率が独り歩きしている。若い世代の人達が保守的に
なる前のリーマンショク前の2005年の統計を見てみると、小売業全体
での離職率は44.1%。特別にユニクロが突出して高いわけではない。
そもそも“ブラック企業”とは何か。 本来なら『労働基準法違反企業』
と言えばいいのだが、ユニクロは労基法を遵守しているので曖昧な言い
方になる。問題があるのは日本型の労働・雇用慣行である。」

とキッパリと否定しています。

今や世界の『ユニクロ』に成長した巨大企業だけに話題作りが先行して
いる感は否めない気がします。
今後とも『ユニクロ』の話題が続くことが多くなるでしようね。







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