2011年12月21日

感動する顧客への対応/地域密着レストラン

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浜松市にある地域密着型のブュフェスタイルのレストランA社にて感動
した実例をご紹介します。
もともとパンの製造工場であったA社は、工場敷地の道路側を利用して
レストラン事業に進出した、後発組でありました。
しかし、当初はなかなかお客様に認知されず「知る人ぞ知る」との位置
づけのレストランがA社でありました。
私自身は会社から近いこともあり、よくランチ等で使っていました。

*写真はインターネットより抜粋し、本文とは関係ありません。


ある時期からレストランの雰囲気がガラッと変わりました。
それは、今まで壁面には「絵画」などが飾られていたのが、小学生以下
であろう子供達の「絵」が飾られるようになりました。
ある時には、子供達の「習字」が飾られ、ある時には子供達の「工作」
そして時には「お父さんへの感謝の言葉」の作文が飾られるレストラン
に変身したのでした。
店舗の全てのではなく、A店の半分ぐらいのスペースが変わりました。

店の混雑状況によっては、その子供達の作品が飾られているスペースへ
案内されることもあり、雰囲気はガラリと変わりました。
ある時、興味もあったので店長らしき男性に子供達の作品を飾ることに
ついて聞いてみました。
「以前からこの店は使わせてもらっていますが最近、子供達の作品を飾
るスペースを作ったのは何か理由があるのですか?」
店長らしき男性の回答は、
「はい。地元の〇〇町にあります幼稚園・保育園の園児の皆さんの作品
を飾るスペースを作らせていただきました。それは当社のパートさんの
発案であり、園児の作品は園には飾られますが親御さん達も忙しく見る
機会が少ないので、それならわが社で飾って多くの人達に見てもらおう
という発想になりました。園児の子たちは、お母さんやお父さんに自分
が一生懸命に作った作品を褒められることが、何より嬉しいようです。
その機会をわが社で提供するようにしました。」


思わず嬉しくなるような回答でした。
地域密着型であるレストランは綺麗やお洒落な店の良いのですが、何か
本質的な「顧客サービス」を感じた瞬間でした。
「お客様が笑顔で楽しく食事をする」
当たり前のことではあるのですが、原点を忘れている店舗が多いことに
気づいた実例でした。






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