2014年09月29日

北海道№1のコンビニの秘密/セイコーマート 後編

                      
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前回、北海道の超優良企業『セイコーマート』さんの記事を投稿させて
いただきましたが、今日は後編を投稿します。
「北の怪物」といわれる『セイコーマート』さんが、大手コンビニにも
店舗数でもシェアでも負けない秘密はどこにあるのでしょうか。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。



まずは店内に入るとワインの品ぞろえの豊富さが目立ちます。
その商品がほとんど500円であり「500円ワイン」が看板商品です。
総菜コーナーでは種類が豊富で選ぶのに大変な量が陳列され、その数は
約60種類と他のコンビニの追随を許さないほどです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。



店内一番奥には、前回ご紹介した「HOT CHEF(ホットシェフ)」
によって店内で作られた暖かいお弁当が所狭しと並んでいます。
店内で調理し、出来たてで美味しい商品ををお届けする。顧客志向・生
活者志向を形にした代表例がお弁当なのです。




*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




丸谷社長の掲げる『マーケティング戦略』は徹底します。
従来の商品作りの前提を覆すような独自の発想を実行しています。
積み上げ式の改善では無く、目的志向型の発想なのです。

顧客志向・生活者志向の代表例は前述の「惣菜」です。
「お客様に全ての総菜を100円で届けたい。」という強い信念が全ての
原点であり、マーケティングの基礎なのです。
その信念に従って、原材料の自社生産、直接仕入れによるコスト削減、
パッケージラインの大幅な変更、容器・包材のコストダウンという具合
に全てが目的達成のために知恵を絞り行動します。

『セイコーマート』さんでは自社グループで農業生産法人を抱え、生鮮
食料品の相場による価格変動に対応し、市場価格に左右されにくい環境
を作り出して「100円総菜」を継続する仕組みを作り出しています。
そこが「お客様に全ての総菜を100円で届けたい。」という目的を実現
できる秘密のようです。


生鮮食料品は相場で価格が変動することは誰もが知っています。
従って「相場が高い時は商品は高い」これが常識です。
しかし、それは商品・食品を「提供する側の都合」であって、お客様に
とっては「不都合なこと」という発想は、斬新であります。
あくまでも顧客志向・生活者志向であるのであれば、「買う側の都合」
に合わせることがマーケティングの基本となっています。


北の怪物『セイコーマート』さんの今後の展開に大注目です。









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