2014年09月09日

最近、大ブレイクの「株主優待」

                      
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最近、「株主優待」という言葉を見聞きする機会が増えてきました。
また雑誌なども特集だけでなく「株主優待」の専門雑の生まれ、益々と
人気に拍車が掛かっているようです。
もともと「株主優待」とは、株式上場をしている企業が投資株主に対し
て、自社商品や優待券などを贈る制度です。
自社のファンになってもらい、自社の評判を高めることが狙いです。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



現在トレンドとなっている「株主優待」を一躍有名にしたのは、華麗な
「株主優待生活」を送っている桐谷広人さんです。
テレビ出演・本の執筆・トークショー出演・関連グッズの販売・書籍の
表紙と現在、大変な人気を博しています。  
財布の中身は全て優待券というのがウケているようですね。

桐谷さんは現在約600社、評価額1億7千万円ほどの株式を保有している
ようですが、そのうち約400社が株主優待を行っており、その優待券・
優待品だけで生活しており、現金はほとんど使わないようです。
外食・映画・スポーツジム・本の購入・ホテル宿泊といった一日の行動
ほとんどを優待券で賄っています。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



また最近は株式のデイトレード本ではなく、「株主優待」に関する専門
の書籍やガイドブックも数多く発売されています。
表紙を見ると全てが桐谷広人さんとなっており現在、大ブレイクしてい
ることがよく判ります。



*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



この「株主優待制度」は日本独自のもので、外国では見られません。
なぜ日本だけに実施されているのか。  
かつて日本の上場企業は銀行やグループ企業、取引先との間で、互いに
株を保有する「株式持合い」が多かったのですが、1990年以降、その
廃止によって大量の「持ち合い株」が市場に放出され株式相場が大幅な
下落傾向に陥りました。
この受け皿になったのが個人投資家と外国人投資家でした。

このような経緯により個人株主の割合が一気に増加し、個人株主に対し
て安定株主になってもらい、株価を安定させるために実施されたのが、
始まりのようです。

しかしながら現在は大ブレイクしていますが、「株主優待」を廃止する
企業も出てきています。
企業にとって「株主優待」はコストが大きいことが要因です。
また多くの外国人投資家にとっては優待の品やサービスは不要です。
「株主優待にお金を掛けることはやめて、配当金に回すべだ」と言う声
が数多く出ていることも事実です。


これからの「株主優待」の取り扱いが、どのように変化するか注意深く見守って行きたいと思います。







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