2019年02月26日

串カツ田中の好調要因/禁煙戦略

                      
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不況が続く居酒屋業界で好調な業績を維持しているのが「串カツ田中」
ですが、運営する串カツ田中ホールディングスが2018年11月期の決算
(2017年12月~2018年11月)を発表しました。
売上高76億円、営業利益5.5億円、2018年6月にホールディングス化を
したので、単純な比較はできませんが上場した2016年以来、3年連続で
増収増益と不況産業の中でも好調な業績を維持しています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







串カツ田中といえば、2018年6月に約200店舗あるほぼ全ての店舗にて
全面禁煙に(一部店舗では分煙)に踏み切り、居酒屋業界で大きな話題となったことを覚えている方も多いとは思います。
当時は社内でも「絶対に売上が下がる」と不安視する声が多かったのですが、ふたを開けてみると禁煙化した2018年6月以降、7ヶ月間で既存店客数が前年を下回ったのは9月のみという結果に・・・
しかも9月は台風の影響で大苦戦する飲食チェーンが多い中、同店では客数が0.4%の減少と大健闘していました。
8月、10月、12月は既存店の客数は前年同月比10%増と、当初の予測とは大きく異なり、大盛況となっています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








顧客全体に占める「会社員・男性」グループの割合は7.0ポイント減少
しましたが、禁煙を好意的に捉えた「家族層」の割合が7.5ポイント増加し、特に小学生の子供を連れた家族連れの来店増が顕著のようです。
会社側も「禁煙化感謝祭」「ノンスモーキングチャレンジ」などの禁煙を逆手に取ったキャンペーンが積極的に打ち出したことも宣伝効果として大きかったようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








また小学生以下の顧客には、顧客自身が作る「ソフトクリーム」や「たこ焼き」を無料で提供するサービスが大盛況のようでした。
また、アルコール類が注文されないことから客単価は下がりましたが、それを補って余りある客数増を実現して既存店は通期で2.6%の増収と計画を上回る業績を実現できました。

喫煙客が圧倒的に多いといわれる居酒屋チェーン店において、常識を打ち破った戦略として今後も注目されると思います。
次回は「串カツ田中」の次なる戦略をご紹介します。


















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