2017年09月05日

不振のユニー・ファミマHDがドン・キホーテと資本提携

                      
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先日、ユニー・ファミリーマートホールディングスと、ディスカウント
ストア最大手のドン・キホーテが資本・業務提携を行うことが発表され
業界では大きな話題となっています。
6月ごろには提携を検討していることが発表されましたが、急転直下で
の資本提携には、どのような思惑があったのでしょうか。
資本提携の内容はユニー・ファミマHDが持つ総合スーパー(GMS)
ユニーの株式の、40%に当たる8万株をドンキHDに売却します。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






ユニー・ファミマHDの2017年2月期の業績はコンビニ事業の純利益は
93億円、総合スーパー(GMS)は90億円と大差がないように見えま
すが2020年の2月期の経営計画ではコンビニの純利益は450億円に拡大
し、一方のGMSは150億円と大きな差が予測されています。
東海地方に約200店舗あるユニーのGMS店舗「アピタ」「ピアゴ」で
すが、2019年2月期までには36店舗閉店す予定であり、立て直しが急務
な課題となっています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






総合スーパーのユニーに限らず、セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂な
どの総合スーパー(GMS)の売上低迷と収益力低下は顕著です。
しまむら・ユニクロ・ニトリなどの専門店の台頭、全国津々浦々に展開
を続けるコンビニ、価格が安いディスカウントストアの攻勢を直撃され
業績の伸び悩みが続いていました。
そして“お荷物”とになっている総合スーパー(GMS)を業績が好調で
あるドン・キホーテに売り渡すという施策を選んだようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






一方、ドン・キホーテ側にも資本提携に大きなメリットがあります。
数年前には倒産した総合スーパー(GMS)長崎屋を買収して、店舗を
「MEGAドン・キホーテ」にリニューアルして、都心だけでなく郊外
にも規模と証券を獲得した成功体験を活かせます。

ドン・キホーテHDは今後、ユニーが閉店した店舗一部を長崎屋と同様
「MEGAドン・キホーテ」としてオープンさせる予定のようです。
更に営業を続けているアピタ・ピアゴの一部店舗にもドン・キホーテと
の「ダブルネーム店舗」として運営することも検討中のようです。
そしてドン・キホーテの店内にもファミリーマートの出店も検討されており、更なる進化が見込まれています。

東海地方の名門として名を馳せたユニーも栄枯盛衰の激しい小売・流通業界の激しい激流に飲み込まれたカタチになり、時代の移り変わりを実感します。















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2017年09月03日

伊藤園「お~いお茶」の牙城を狙うサントリー「伊右衛門」の攻勢/後編

                      
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前回記事で「伊藤園“お~いお茶”の牙城を狙うサントリー“伊右衛門”の攻勢/前編」を記事にしましたが、本日は後編をお届けます。
前編では、消費者のアンケートより求められているのは「急須で淹れた
ような“味わい”に近い抹茶入り煎茶」が市場では大半の商品にもかかわ
らず「抹茶入りの煎茶」ではなく「深蒸し茶」が求められていることが
判りました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






深蒸し茶は、通常の煎茶に対して約2倍の時間をかけて蒸すことで渋み
の少ない味わいになり、きれいな濃い緑の水色が生まれるようです。
反対に蒸す時間を短くすれば、味わいはお茶本来の渋みが深まり、色は
黄金色がかかった水色になるのが特徴です。
ペットボトル飲料として、その深蒸し茶の色と香りと味わいを、いかに
再現するかが大きな課題だったようです。
そうして生まれたこだわりが「一番茶」を従来の2倍、伊右衛門の本体
史上で最大の量を使う製法に行きつきました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






一番茶とは、一年で初めに育成した新芽を摘み取った緑茶のことで旨み
成分を多く含んでおり、一番茶をふんだんに使うことで、上質な味わい
を再現することに挑戦したようです。
中身だけではなく、ボトル形状の変化も特徴的にリニューアル。
発売当初から“竹”のイメージを大切にしてきましたが、競合商品ボトル
も似通っており、今回は根本のイメージを崩さずに現代的なフォルムに
装いを変化させました。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







今後、緑茶飲料市場は大きく変化していくことが予測されます。
逆に緑茶飲料メーカーにとっては大きなビジネスチャンス到来です。
夏は終わりに近づいていますが、緑茶飲料メーカーの「熱い戦い」は当分の間、続くことでしょう。



伊右衛門のテレビCM













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2017年09月01日

伊藤園「お~いお茶」の牙城を狙うサントリー「伊右衛門」の攻勢/前編

                      
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今年も夏が終わろうとしていますが、緑茶飲料業界は好調のようです。
その好調の要因は、夏前半の猛暑の影響があったのではなくて緑茶市場
が昨年の2016年あたりから勢いが出ているようです。
その代表格がサントリーの「伊右衛門」の攻勢が激しく、トップシェア
を保っていす伊藤園の「お~いお茶」に迫る勢いです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






サントリーは今年3月には緑茶「伊右衛門」をリニューアルし販売攻勢
を掛けてきています。
緑茶飲料の4プランドの今年3月から6月の500mlの平均価格は、日本
コカコーラの「綾鷹」が79.0円、伊藤園の「お~いお茶」が78.3円、
キリンビバレッジの「生茶」が77.0円、サントリーの「伊右衛門」が
74.0円と最も安い価格で流通していることが判りました。
サントリー側は「好調な商品に販促費は惜しまない」と言っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






そして改めて緑茶飲料ブランドの販売数量シェアを見てみますと、上位
4ブランドのうち「お~いお茶」が約4割をの圧倒的なシェアを握って
おり、「伊右衛門」「綾鷹」が約24%のシェアで続いて、「生茶」は
約1割強のシェアをもっているのが現状です。
上位4ブランド以外は、緑茶飲料での合計をしても第4位の「生茶」に
及ばず、上位4社が圧倒的なシェアを獲得しています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






圧倒的なシェアを持っている伊藤園の「お~いお茶」の牙城を切り崩す
ためにサントリー「伊右衛門」が、今年3月に行った大幅リニューアル
が話題となっています。
それは一言でいうと「味わいの進化」を見直しました。

今までは「伊右衛門」でけでなく、市場で売れている緑茶飲料は「急須
で淹れたような味わい」
の抹茶入りの煎茶が全てでした。
しかしサントリーが行ったアンケート結果で判ったのが、現在の消費者
が「美味しい」と感じるのは抹茶入りの煎茶ではなく、「深蒸し茶」
あることが判明しました。

こうしてサントリー「伊右衛門」のリニューアルが始まりました。
続きは次回の後編でお届けします。


















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