2016年06月16日

外食産業の成長戦略/キッチンオリジン

                      
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オリジン東秀が、弁当と惣菜量り売りを併設している「オリジン弁当」
を1994年から首都圏を中心に展開し、最盛期は500店舗以上を運営して
いましたが、2014年以降は「キッチンオリジン」へ転換中です。
従来の弁当・惣菜に加えて、店内で作りたてのラーメンが食べられて、
生ビールで「チョイ飲み」ができる、新たなイートインが充実した店舗
がコンセプトとなっています。
今までなかった中食と外食とのハイブリット業態の店舗です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





「キッチンオリジン」は働く女性をメインターゲットとして開発された
新業態であり、2014年の2月に第1号店を池袋に出店して現在までに約
180店舗を首都圏と関西を中心に展開しています。
今期中には現在の倍に近い320店舗が「キッチンオリジン」に転換する
計画であり、3年後には全店を転換する予定だと語っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





では何故、従来の「オリジン弁当」との業種・業態から新しいビジネス
スタイルに切り替えを行ったのか?
応えは簡単明快。 環境変化に合わせる必要があったのです。
それは従来のビジネスでのお客様の評価(売上)が微減している現実と
ターゲットとしているユーザーの環境変化
でした。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





2006年頃には「オリジン弁当」は500店舗を超え、業界では注目される
存在となっていました。
しかし既存店の売上・客数は右肩下がりとなっており前年比97~99%
という微減の状況がが続いていました。
ターゲットしていた女性顧客も激減して半数以下となる状況では、既存
のビジネススタイルの転換を余儀なくされていました。

社会背景・環境変化は激しく変わっていたのに対応が遅れていました。
働く女性が増え、結婚年齢が上がり、女性の自立が目覚ましく進んでい
る環境に合わせ、「働く女性」の夕食を自炊ではなく、チョットお洒落
に外食で済ます場所の提供がオリジンの答えでした。

当時、確かによる9時や10時に帰宅する女性が駅に着くと夕食の選択肢
は限りなく限定されており、コンビニ・牛丼店・ラーメン店・一部のみ
のスーパーと、女性としては抵抗感がある状況でした。
そこに「キッチンオリジン」の選択肢が広がれば「働く女性」にとって
食生活が激変することを狙ってのビジネスモデル業態変更でした。


これからの「キッチンオリジン」の推移に大注目が集まっています。













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