2019年03月16日

大激戦の緑茶市場/キリンビバレッジ「生茶」の戦略

                     
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ここ数年、出荷量で最高記録を更新し続けており大注目されているのが
「緑茶市場」ですが、今年度2019年は金額ベースでも過去最高を上回
ることが確実視されていると評判です。
大手飲料水メーカーが熾烈な戦いを続けている中、これから飲料水がピークとなる春夏の前哨戦がスタートしています。
先手を取ったのがキリンビバレッジのメインブランド「生茶」です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








3月5日に「生茶」の春先リニューアルが発表されましたが、小売店の棚割り見直しで自社製品を売り込むために飲料メーカーが毎年行う風物詩としての扱いとなっていました。つまり見慣れた恒例イベントです。
「生茶」は2000年に発売後、国内清涼飲料の新製品販売最高記録を更新していた華々しい時期が続きましたが、最近10年間は地滑り的凋落の一途を辿っており、大苦戦していました。
転機は2016年に、それまで「生茶」は急須で入れた緑茶の味を再現する競合商品の中で唯一、淡白で清涼飲料的な味を維持してきました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








2016年のリニューアルで大きく方針転換し、「急須のお茶の味わいを大事にしながら、微粉砕茶葉をいれるなどして、進化した緑茶文化を提案することに舵を切りました」と大きく変革させることに成功。
パッケージも高急便のような現在のデザインに切替えました。
このリニューアルにより2016年の販売ケース数は前年比33%増加、その後も2017年は7%増加、2018年は7%増加と市場全体の成長率を大きく上回る勢いで伸び続けています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







万年、業界4位のキリンビバレッジ「生茶」の逆襲は何といっても技術
革新でありました。
「茶葉まるごと微粉砕」の技術、セラミック製のボールミルを入れた粉砕機の中で、かぶせ茶を砕くように混ぜ合わせることで、非常に細かいお茶の粉を創り出すことに成功しています。
この美粉砕茶葉を加えることでコクと軽やかな余韻が生まれています。

今年も緑茶市場の激戦が始まりしました。






















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