2014年02月28日

牛丼業界の異変/値下げの限界

                      
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今まで牛丼業界の戦いを何度も記事にしましたが、ここにきて牛丼業界
に異変が起きているようです。
吉野家が『牛すき鍋膳』、なか卯が『牛すき丼』、すき家が『牛すき鍋
定食』
に力を入れ始めて「牛丼依存から脱皮」を図っています。
業界全体に「脱牛丼」の事情は、たび重なる「値下げ戦争」が限界を超
えたことが大きな要因のようです。



*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



牛丼業界の「値下げ戦争」が本格的に始まったのが2000年。
以降、何度も値下げを繰り返し2009年には「280円牛丼」が登場して、
ついに300円を切る戦いに突入していました。
こうした「値下げ戦争」は当初、消費者の関心を高め、一時的には各社
とも客数を大幅に伸ばしました。

しかし、外食産業の宿命でもある「一度下げた価格は、なかなか元には
戻らない」
ことが顕著にあらわれ、価格を戻すと客数が激減する現象が
起きていました。    当然ですが・・・・・
結果的に自分達の首を絞めることに繋がって行きました。
関係者によりますと「ほとんどの牛丼店が赤字を他業種で穴埋めしてい
るのが現状」
との話が出ています。
直近の決算では、出店を抑制した松屋だけがコスト削減にて黒字てすが
他社は全て赤字に転落しています。


歴史を学んでも過去に「値下げ合戦」で勝ち残った企業はありません。
当然に価格勝負では、続かないことは判っていたと思いますが何故?、
ここまで引き伸ばして行ってしまったのか。
ひとつの要因としては、均衡した力関係の各社が『業界のシェア争い』
に、こだわりを持っていたと推測されます。

これから牛丼大手各社が、どのような立て直し策の戦略を打ってくるの
「マーケティング戦略」の上では大変に興味があります。
牛丼業界各社の健全経営を拝見します。




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