2016年09月25日

コストコの年会費値上げの戦略

                      
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「コストコ」と聞いて、もはや日本では知らない人が少数なほど知名度
が急上昇していますね。 もちろんご存知ですよね。
米国生まれの小売チェーン店であり、1999年福岡県に第1号店として
日本に上陸してから17年、徐々に店舗を拡大しています。
現在国内に25店舗を構え、全世界では2016年7月の時点で約700店舗
のネットワークを構築している企業です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





コストコは年会費(1年更新)を払った顧客に割安な価格で商品を提供
している、極めてシンプルなビジネスモデルを採用しています。
行かれた方は判るとは思いますが、巨大倉庫のような店内に、生鮮商品
から加工食料品、飲料、日用雑貨、家電製品、事務用品、衣料品、カー
用品など幅広い商品を取り揃え、業務用サイズを長身としたボリューム
のある商品が店内に所狭しと並んでいます。
フードコートや調剤薬局、またガソリンスタンド、補聴器センターなど
を併設する店舗もあり、休日は家族連れで賑わう人気店であります。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。





その「コストコ」が1999年日本進出以来、初めて会費値上をします。
これまでの個人会費は年4,000円(法人は3,500円)でしたが、9月1日
より個人会員は4,400円(法人は3,850円)と改定、従来から比較しま
すと1割の値上げを実施しました。
インフレ率や消費者物価指数も横ばいを続けている日本で、10%値上げ
をするという戦略には少し驚きました。
この戦略の真意はどこにあるのでしょうか・・・・・・








「コストコ」の決算書で目立つのは仕入れ原価の高さであり、決算書で
見ますと実に89%の原価率であることが判ります。
まさに「薄利多売」をそのまま実行しているのが判ります。
つまり「コストコ」は出来る限りの低価格で正直に販売している企業で
あり、通常では企業として「人件費も出ない価格」で販売を行っている
ことが判ります。
企業体質として利益の大半を稼ぎ出す源泉が「会費収入」です。

つまり「コストコ」はお客様を「会員」になっていただくことで利益を
「確定」することで、お客様には安心して薄利の商品を買っていただく
ことを戦略として、会員として存在している顧客に安心してサービスを
提供するといった徹底した「顧客主義」を実施しています。

これは全店舗、世界の共通したビジネスモデルであり、さらに驚くのは
会員の「継続率」です。
発祥の地、米国では会員継続率は実に91%、世界的に見ても88%の
会員が「継続」更新をしているというデータがあります。
これに新規会員が加わる訳ですので、当然に業績は上昇します。

どこの小売店より割安で商品を購入できるメリットを考えれば、会費の
10%値上げは「すぐに元を取れる」と考える人が多いでしょう。
「コストコ」旋風はまだまだ続くのか注目の秋を迎えています。








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