『最低賃金』引き上げ議論

戸塚友康

2010年07月05日 08:45

先日、非常に気になる新聞記事が掲載してましたので今回は、
ご紹介したいと思います。


最低賃金『地方の底上げ焦点』

厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会が開催されて
2010年度の地域別最低賃金の引き上げ幅の目安審議を始めた…
もともと最低賃金は地域の都道府県単位で決まっており、毎年
この時期に中央最低賃金審議会が審議した後、「目安」を提示
することになっています。
その後、各地方労働局長が地域別の最低賃金を改定する流れに
なっています。
都道府県ごとに決められる「地域別最低賃金」は全国平均では
713円(時給)。政府目標は1,000円と大幅な開きがあります。
最も最低賃金が高いのは東京の791円。逆に最も低いのは佐賀県
・長崎県・宮崎県・沖縄県の629円になっています。


非正規雇用労働者の待遇改善がどこまで進むか、大変に興味深い
内容です。
また、厚生省調べでは短時間労働者の4人に1人が時給800円未満
で働き、今年度に政府が目指している「時給800円」を実現させ
ればパート・アルバイトで働く人達には大きな恩恵を受けられて
消費の拡大が期待できると…



現在、短時間労働者(パート・アルバイト)の労働力に頼っている
業界の人達には大変な負担になりかねません。
景気回復・業績改善が伴わないまま、最低賃金だけを法律により
規制すると人件費負担に耐えれない企業が続出する可能性もあり
簡単に「時給800円」という答申を出せないでしょう…

政府は7月末ごろまでに議論を終え、10月の上旬に引き上げの実施
を目指していますが、当然に議論は難航するでしょう…
どちらにしても「最低賃金」の引き上げには注意が必要です。






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