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先日、第5回
「豊田成果塾」が豊田商工会議所にて開催されました。
『マーケティング戦略の成功・失敗事例』テーマ
として、マーケティング戦略での成功事例を研究し、自社に活かすこと
が今回の目的でした。
今回は、日本のトップ企業に成長したソフトバンクの孫社長の学生時代
から
「創業期」「成長初期」「成長中期」の経営環境、成長過程、など
を事例に
「経営戦略」と
「経営管理」を学んでもらいました。
(株)山信商店/スーパーやまのぶさんの
山中浩晃社長(左側)
えぷろんフーズ(株)さんの
河合岳史常務(右側)
(有)岐阜屋物産さんの
太田陽之社長(左側)
スーパーヤオスズ(株)さんの
丹羽一仁常務(右側)
(株)サンマートサカイさんの
坂井勇介部長(左側)
(有)松丈さんの
加藤祥平社長(右側)
(有)小野田石材さんの
小野田大治さん(左側)
(有)ナクア/ティア佳織の店さんの
山中康裕社長(右側)
豊田成果塾リーダーの
(株)ホクセイスーパーの
三林明洋さん。
今回の事例研究の進行役・まとめ約をお願いしました。
(有)MDSサービスさんの
阿閉直也社長は震災の影響があり、途中で
退席するアクシデントがありました。
(有)大松支店/オオマツフードさんの
大嶽克正部長(左側)
(株)平野屋さんの
平野寛幸社長(右側)のお二人は欠席でした。
ソフトバンクの
「マーケティング戦略」の事例研究をご紹介しますと、
◆創業期◆
[経営戦略]
・この時期は経営基盤はないに等しく、将来の見通しも立たない。また
許される選択肢も限られています。 従って、この時期には経営課題
などはなく、当初予定した事業計画に経営資源の全てを投入すること
が最優先となります。
[経営管理]
・従業員が少なく、創業経営者の個性が強く打ち出される時期である。
社員もトップの個性に引きつけられ、トップと社員が同じビジョンを
共有して「ベクトル」が最も統一されている時期であります。
この時期はトップが全てに目が行き届いているので、経営戦略や財務
や人事といった管理システムの確立は、あまり重要視されない時期で
あります。
◆成長初期◆
[経営戦略]
・創業当初の困難な時期を乗り越え、本格的に事業展開を図る時期であ
ります。規模の拡大を追及し、一定規模の先行投資が必要性が出てく
る時期であります。
そのために固定費が増大し、利益率の低下を招きます。
この時期は、規模の拡大に伴って増加した固定費を吸収するために、
売上高を増やし、効率を高めることが主な経営課題になります。
そのためには、新たな取引先確保や量の拡大を図る必要があります。
[経営管理]
・売上高や利益の額は増大しますが、企業内部における管理システムや
人材の確保にかかる時間的な余裕や資源が伴わず、専門的な管理者を
充分に持つ余裕がない時期であります。
従って、トップや経営陣が管理面のほぼ全てを把握しなければ、機能
しないことが多く見受けられます。
この時期においては、管理面は専門化や複雑化されておらず、さほど
難しくない時期である。が社員数が増えるに従い、簡易な管理方法で
は機能しなくかるケースが多い時期でもあります。
◆成長中期◆
[経営戦略]
・事業基盤が安定し、将来的な見通しやビジョンが描ける時期になると
内部の目を向ける必要が出てきます。この時期になりますと企業規模
が大きくなり、トップの目が隅々まで行き届かなくなります。
社員同士のコミュニケーション(意思疎通)も円滑ならなくなる場合
が多く、情報の停滞が見受けられる時期になります。
今まで管理職の属人的な要素(個人固有の能力)で行ってきた業務の
推進を標準化の必要性が出てきます。
この時期から「企業の体質強化」をはかる施策が必要となります。
[経営管理]
・この時期には本格的な管理システムの導入が必要不可欠になります。
今まで曖昧でも機能していた「役割分担」「権限」「業務推進方法」
「人事管理」を抜本的に見直す必要性がでてきます。
また、重要な経営資源である「情報」などがトップに挙がらず、現場
で停滞することが頻繁におこることから、コミュニケーション活性化
をはかることが絶対時要件となる時期でもあります。
ソフトバンクの成長過程を事例に「マーケティング戦略」内容を簡単に
ご紹介しましたが、最も大切な
「企業体質の強化」について
改めて後日、ご紹介します。
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