山崎製パンの「ランチパック」が売れ続ける要因/前編

戸塚友康

2019年07月13日 09:38

                     

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山崎製パンの人気商品といえ「ランチパック」ですね。
1年間で約4億個を出荷し、売上額は345億円(2018年1月~12月)を記録し、1アイテムとしては突出した大ヒット商品です。
1984年(昭和59年)に誕生し当初は、菓子パンの1つのラインナップに過ぎなかったのですが、実は平成の時代になってから大ブレークした商品なのです。 昭和生まれの平成大ヒットの要因を探ります。
全国統一商品を約50種類、ご当地限定商品は約80~90種類が発売されており、これまでに開発した商品は1600種類以上。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







ランチパックの商品についてネットで検索してみますと山崎製パンさん
の商品開発に対する並々ならぬ努力が見え隠れしてきます。
まず、使用されている食パンは同社のブランドである「ダブルソフト」「ロイヤルブレッド」の売れ筋の食パンを使用していないのです。
つまり「ランチパック」専用の食パンを独自の製法で作り上げ、きめ細かな食パンを作り上げているのが判ります。
使用されている食パンは「しっとり」しているのですが、それには理由があり、具材の水分がパンの生地に染み込むのを防ぐためです。
その開発によって、発売当初では「ピーナッツ」「青りんご」「小倉」「ヨーグルト」の4種類だったのが、パン生地の進化により様々な具材が入れられるようになり飛躍的に販売が伸びたようです。




*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








また「ランチパック」は空気に触れると、パンの生地が乾燥してすぐにパサパサになってしまう特徴をもっています。
製造工程では、食パンをスライスしてから放送するまでの時間を約1分40秒と設定し、焼き上がったパンを専用のスライサーでカットして、具材を乗せ、パンをサンドし、耳をカットして包装するまでの全工程をノンストップで正確に時間通りに行っています。
パンをサンドする時には専用の機械を使い、2枚のパンの生地の端を圧着しており、特別な接着剤や水は一切使用していません。

カバンに入れても中身がグチャグチャにならないよう、袋の中にエアーを十分に入れて密封し、食べる時に食べやすく工夫されています。
商品に対しての「愛情」を感じる山崎製パンさんの商品作りです。
次回は「ランチパック」が売れれ続ける要因の後編をお届けします。





























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