経営コンサルタント 戸塚友康 の推進力ブログ! (株)ビジネス・サポートコーポレーション
経営コンサルタント 戸塚友康 のブログです。豊田市と浜松で経営者の学びの場「成果塾」を企画運営。
2010年02月17日
コンサルタントの仕事/人事処遇診断書
先日、久しぶりに『人事処遇診断』をクライアントより依頼を
いただきました。
仕事としてお受けすることは、本当に久しぶりで約3年振りです。
しかし、この依頼が意外と大変な仕事なんです・・・・ (半泣)
所要時間や難易度などは、それほど高くないのですが報告するのが
本当に大変です。(報告する相手は経営者です)
人事処遇診断を実施する目的は
「職場における本当の問題点」を明確にする。
ことにあります。
問題点を明確にするので一般社員・初級管理職・上級管理職などの
職責別に無記名アンケート・匿名インタビューを実施します。
特に『人事』『給与』『昇給』『昇進』に関する事は日常
隠れており本当の問題点を診断すると、アッと驚くような結果
が出るケースが多いのです。
以前に診断を行ったケースでの実例を見ますと、
一般社員・初級管理職・上級管理職への賃金アンケートの一部です。
設問6.我社では賃金(昇給)について、現在公平な処遇がなされて
いると思いますか?
賃金に関する無記名アンケートですので男性・女性に分けてデータを
集計しますが、出た結果が・・・・
男性社員58名中
●「公平」 全年代 0%
●「やや公平」 全年代 0%
●「何とも言えない」 全年代 53%
●「やや不公平」 全年代 28%
●「不公平」 全年代 19%
という正直なアンケート結果が出ていました。
端的に言いますと「公平」「やや公平」とは誰も感じていない。
これが本当の従業員の声でした。
また、インタビューの時には「何とも言えない」と回答した人達の実態も
「不公平」と回答した犯人探しをするのでは・・・とボヤいていた人も。
女性のアンケート結果は、男性以上に「不公平」の割合が高いデータ
となっていました。
この一例で見るように社員さん達の“やり甲斐”や“生きがい”は全く
と言っていいほど、ありませんでした。
しかし、この企業さんは『人事システム』も整備してあり『賃金制度』も
能力主義を取り入れていました。
にも拘らず、何故社員さん達の心が離れているような状況になったか?
答えは社長自身が社員さんの為の『人事システム』では無く、管理する
為のシステムになっていた事が大きな要因でした。
この結果を社長に報告する時が、最も気を使う場面です。
以前、報告している最中に顔が真っ赤になりプルプルと震えている
社長もいました。
また、報告している最中に私に文句を言う方もいます。
このような時に本当の『社長の器』が見えて来ます。
しかし、何を言われようが依頼された仕事ですから、最後までハッキリ
診断報告をしています。
このようなケースの時に、毎回のように思うことは、
本当の問題点を見つけたいのか
自分に心地よい状況を聞きたいのか
よく判りません。
「経営者は素直にならないとダメだ。」
とは松下幸之助さんが残したことばです。
いただきました。
仕事としてお受けすることは、本当に久しぶりで約3年振りです。
しかし、この依頼が意外と大変な仕事なんです・・・・ (半泣)
所要時間や難易度などは、それほど高くないのですが報告するのが
本当に大変です。(報告する相手は経営者です)
人事処遇診断を実施する目的は
「職場における本当の問題点」を明確にする。
ことにあります。
問題点を明確にするので一般社員・初級管理職・上級管理職などの
職責別に無記名アンケート・匿名インタビューを実施します。
特に『人事』『給与』『昇給』『昇進』に関する事は日常
隠れており本当の問題点を診断すると、アッと驚くような結果
が出るケースが多いのです。
以前に診断を行ったケースでの実例を見ますと、
一般社員・初級管理職・上級管理職への賃金アンケートの一部です。
設問6.我社では賃金(昇給)について、現在公平な処遇がなされて
いると思いますか?
賃金に関する無記名アンケートですので男性・女性に分けてデータを
集計しますが、出た結果が・・・・
男性社員58名中
●「公平」 全年代 0%
●「やや公平」 全年代 0%
●「何とも言えない」 全年代 53%
●「やや不公平」 全年代 28%
●「不公平」 全年代 19%
という正直なアンケート結果が出ていました。
端的に言いますと「公平」「やや公平」とは誰も感じていない。
これが本当の従業員の声でした。
また、インタビューの時には「何とも言えない」と回答した人達の実態も
「不公平」と回答した犯人探しをするのでは・・・とボヤいていた人も。
女性のアンケート結果は、男性以上に「不公平」の割合が高いデータ
となっていました。
この一例で見るように社員さん達の“やり甲斐”や“生きがい”は全く
と言っていいほど、ありませんでした。
しかし、この企業さんは『人事システム』も整備してあり『賃金制度』も
能力主義を取り入れていました。
にも拘らず、何故社員さん達の心が離れているような状況になったか?
答えは社長自身が社員さんの為の『人事システム』では無く、管理する
為のシステムになっていた事が大きな要因でした。
この結果を社長に報告する時が、最も気を使う場面です。
以前、報告している最中に顔が真っ赤になりプルプルと震えている
社長もいました。
また、報告している最中に私に文句を言う方もいます。
このような時に本当の『社長の器』が見えて来ます。
しかし、何を言われようが依頼された仕事ですから、最後までハッキリ
診断報告をしています。
このようなケースの時に、毎回のように思うことは、
本当の問題点を見つけたいのか
自分に心地よい状況を聞きたいのか
よく判りません。
「経営者は素直にならないとダメだ。」
とは松下幸之助さんが残したことばです。
Posted by 戸塚友康 at 07:30
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