2020年01月15日

東証一部「幸楽苑」が51店舗が大量閉店の要因

                      
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全国に約500店舗を構えるラーメン店「幸楽苑」を展開する東証一部企業「幸楽苑ホールディングス」が、約1割にあたる51店舗を4月までに閉店することを正式に発表をしました。
「290円ラーメン」「190円ギョーザ」の激安メニューを中心とした戦略で1990年代から2000年代の初めごろまでは「デフレの勝ち組み外食店」として店舗を拡大、東証一部に上場を果たすなど業績も好調だった企業だけに驚きました。
個人的にもチャーシューが丼からはみ出ている「中華そばプレミアム」が大好きでしたが・・・・

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







昨年11月には平田牧場とコラボレーションした新メニュー「平田牧場コラボWチャーシューめん」を期間限定販売していたので、活発な活動をされている印象があっただけに大きな衝撃でした。
テレビCMでもモデルの千田絵民(せんだえみ)さんを起用して、上質な肉を旨みを追求したチャーシューを宣伝していました。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今回の大量店舗閉店の背景にあるのは何だったのでしょうか。
きっかけは2015年に看板商品だった「290円ラーメン」を500円前後に引き上げたのが、最初の客離れを引き起こしました。
さらに追い打ちをかけたのが2016年に静岡県県内の店舗で異物混入事件が起きました。 従業員がチャーシューの仕込み作業中に誤って指を
切断し、その一部がラーメンに入ってしまった悲惨な事件でした。

価格引き上げと異物混入のダブルパンチで急速な客離れ、業績悪化を招いていたのですが、2017年に外食産業界が「アッ」と驚く起死回生策に打って出ました。 当時急速に広がっていた「いきなりステーキ」へのFC加盟という戦略をとりました。

不採算店を占めただけでは業績が下がるだけ。当時勢いのあった「いきなりステーキ」へのFC加盟、新しい業態への参入を一部上場企業のプライドを捨て、大きな賭けに打ってでました。

この起死回生策により業績は少しずつ回復しつつありましたが、昨年2019年10月に台風19号の大規模水害により、郡山工場が操業停止を余儀なくされ、約250店舗への食材供給がストップしまっているのが現状です。

今回の大リストラが再浮上のきっかけとなることを期待します。









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