2020年01月07日

第96回箱根駅伝・復路編/青山学院が王座奪還

                      
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第96回箱根駅伝の感動も少し落ち着いた時期になりましたが、今年の大会は歴史に残る超高速レース。新記録が続出しました。
前回までの往路記録を1位の青山学院大学、2位の國學院大學、3位の東京国際大学、4位の東海大学まで4チームが更新するという箱根駅伝の長い歴史の中でも、最も高速化が進んだ大会でした。
青山学院大学は従来の記録を5分15秒も更新する記録でした。

*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




本日の記事は復路の戦いについて投稿します。
復路スタートは6区山下り、予想以上に過酷なコースです。
トップの青山学院大学は3年生の谷野選手、初めての箱根駅伝で緊張感が伝わってきます。2位国学院大学とは1分33秒差、3位東京国際大学とは3分17秒差、そして優勝候補の東海大学とは3分22秒差でのスタートです。
12位の中央学院大学まではタイム差でのスタート、13位の中央大学以降はトップ青山学院大学とは10分以上の差がありますので、繰上げ一斉スタートとなる箱根駅伝のルールになります。









*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




スタートして約3㌔付近で3位東京国際大学と4位東海大学が逆転。
東海大学が3位に浮上、青山学院大学の谷野選手が快走してトップで襷渡しを行い、2位は國學院大學、そして2位と5秒差で3位は東海大学が襷リレーを行いました。
東海大学の舘沢選手は従来の記録を40秒も上回る57分17秒の区間新記録を記録し、トップとの差を1分以上縮めました。 また6区では東洋大学の今西選手も区間新記録を達成しました。







*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




6区の襷リレーで最終の筑波大学で襷リレーのコースを間違えるアクシデントが発生しましたが、すぐに気づき数秒遅れて事なきを得ました。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




7区では順位変動が大きくあり、2㌔地点では2位の國學院大學と3位の東海大学が並び逆転。18㌔地点では10位創価大学に11位早稲田大学が追い付き逆転しました。
この区間では明治大学の阿部選手が快走、区間新記録を36秒も更新する初の1時間1分台を記録する大活躍をみせました。
明治大学は4位まで浮上し、名門」復活の躍進をみせました。







*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




7区から8区の襷リレーはトップは相変わらず青山学院大学、第2位東海大学はトップと2分1秒差、3位の國學院大學とトップとの差は3分23秒差と、なかなかタイムが縮まりません。
青山学院の6区谷野選手は区間3位、7区の中村選手は区間4位と区間賞こそ獲得していませんが堅実な走りをしているが強みです。



*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




往路も後半になってきますと優勝争いも気になりますが、ドラマテックなのは来年の出場権を賭けた「シード権」争いに関心が移行します。
7区の襷リレーの段階ではシード権の10位は中央学院大学、37秒差で11位が創価大学と続いています。創価大学は初のシード権を獲得するチャンスの位置にいます。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




8区は青山学院大学、東海大学が共に勝負の区間と位置づけていた重要区間であり、両校とも復路のエースを投入しています。
首位を走る青山学院大学は3年生の岩見選手、昨年の箱根駅伝で4区を走り、東洋大学の相澤選手に敗れて原監督から「もう2度と使わない」と突き放されて、悔しい1年間を過ごしてきた選手です。
一方の2位で追う東海大学は昨年の8区で22年振りに区間新記録を更新して昨年の大会MVPの小松選手が満を持しての登場です。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




結果論でいいますと、8区での両校の走りが第96回の優勝の最大のポイントとなり、青山学院の王座奪還につながりました。
追う東海大学としては昨年のMVP区間記録保持者の小松選手で、1分30秒程度は詰めたい思惑だったようです。
結果的には小松選手は1時間4分24秒、岩見選手は1時間4分25秒と、僅か1秒差を縮めただけでした。
青山学院の9区は神林選手、東海大学は松尾選手がスタート。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




8区で熾烈な争いをしたのが6位~8位の争い、先行していた駒澤大学、東洋大学を追い上げてきたのが帝京大学です。
大会前の戦前予想で5強と言われていた駒澤大学と東洋大学は18㌔地点で帝京大学に並ばれ、3校が並走する大混戦となりました。
優勝争いからは脱落した駒澤大学とと東洋大学も意地があるので、3校の争いは大変に面白い戦いでした。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




シード権争いは8区に入っても熾烈な争いが続いていました。
全区間から続いて10位中央学院大学と11位創価大学の競り合いが続き、5年連続でシード権を獲得している中央学院と初シード権獲得を目指す創価大学の争いは、見ていてワクワクする楽しさがありました。


*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




9区に入り青山学院大学の独走が続き、神林選手はこの区間で快走して2位東海大学との差を前区間より大幅に広げていました。
2位の東海大学もエントリー変更で4年生の松屋選手を起用しましたが、トップ青山学院との差を詰めるには至りませんでした。
この区間では今回の箱根駅伝では全く目立たなかった名門早稲田大学が5強の一角、駒澤大学を抜いて8位に浮上し意地をみせました。



*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




9区から最終アンカーへの鶴見中継所の襷リレーは、毎年のように劇的なドラマがあります。 ある意味非情な光景です。
今年のアンカーへの最終の襷リレーのトップは青山学院大学。神林先週は区間新記録に近づく好タイムで区間賞を獲得しました。

2位は東海大学、

3位は東京国際大学、

4位は明治大学、

5位は國學院大學、

6位は帝京大学、

7位は東洋大学、

8位は早稲田大学、9位は駒澤大学、

シード権内10位は中央学院大学、

シート気圏外11位は創価大学、

*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




非情なのはここからです。
トップと20分以上の差がつきますと「繰り上げスタート」となり、9人が繋いできました母校の襷が途切れる非情な中継所です。
今回も日本大学、日本体育大学、筑波大学の3校が白タスキ(繰り上げ用)をかけて母校の選手とのリレーができません。
日体大の野上選手は中継所が見えていたのにもかかわらず、無情にも繰り上げスタートのピストル音が・・・・・
母校の襷を握りしめたまま泣き崩れていました。



*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。





大差をつけて青山学院大学は10区の湯原選手も区間5位の記録で快調に走り、トップを独走する楽な展開になりました。
その一方で3位から6位までの4チームが10区に入り熾烈な争いを続けていました。前区で5位で襷リレーした國學院大學が一歩リード。
ゴール付近まで熾烈な3位争いは遠藤が湧いた瞬間でした。




*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。




第96回東京箱根間往復大学駅伝競走
優勝 青山学院大学 大会新記録

第2位 東海大学 大会新記録

第3位 國學院大學

第4位 帝京大学

第5位 東京国際大学

第6位 明治大学

第7位 早稲田大学 
第8位 駒澤大学

第9位 創価大学
創価大学は史上初のシード権(10位以内)を獲得と同時に10区の嶋津選手が区間新記録で区間賞を獲得しました。


第10位 東洋大学
5強の一角と前評判の高かった東洋大学は区間新記録を2人も出しながらシード権ギリギリの10位と惨敗しました。

第11位 中央学院大学
5年連続でシード権を獲得していた中央学院大学は惜しくも11位。来年のシード権を逃し、予選会からの出場を目指します。

*箱根駅伝公式サイトなどからの写真を使用させていただいています。







今年も感動の連続だった「箱根駅伝」。
来年も更なる楽しみな選手が出てきて大会を盛り上げてくれることを期待して、第96回の大会の総集編とします。
今年も大作でした。(笑)



















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2020年1月5日の記事
◆第96回箱根駅伝・往路編
         /区間新記録続出◆

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2019年12月29日の記事
◆第96回箱根駅伝、注目のスーパー1年生
         /駒澤大学 田沢簾選手◆

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2019年12月13日の記事
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2019年10月28日の記事
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2019年10月20日の記事
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2019年10月5日の記事
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2019年1月13日の記事
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2019年1月11日の記事
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2018年1月5日の記事
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2011年1月4日の記事
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