2018年09月23日

ビジネスモデルの変革/レナウン新サービス「着ルダケ」後編

                      
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前回の投稿で「ビジネスモデルの変革/レナウン新サービス“着ルダケ”前編」を記事にしましたが、本日は後編をお届けします。
アパレルメーカーであるレナウンが、なぜ本人専用のスーツレンタルサービス事業に乗り出したのでしょうか。
同社はこれまで、百貨店などの販路を中心にスーツの販売をしてきましたが、百貨店業界全体の売上高は長期的に低迷傾向。
そこで販売の新しいビジネスモデル構築が必要に迫られました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







そこで新しい販路として着目したのが「販売ではないビジネスモデル」
という、今までの同社の常識を根底から変える発想でした。
その中で出てきた答えが、様々な業界で広がりを見せている利用期間に
応じて料金を支払う「サブスクリプション」ビジネスでした。
市場調査から衣料品をシェアすることに抵抗感がある人が相当数いることが判ったため、敢えてお客様専用のスーツにこだわりました。
ファッションにあまり関心のない人たちに向けたサービスという位置づけで、今までターゲットにしていない客層へのアプローチです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








この企画がスタートしたのが2017年初頭。
しかし同社には「サブスクリプション」ビジネスの経験者がおらず、プランや価格の設定か最大の課題でした。
担当者は「選択肢をどこまで多くすればいいのか、多すぎても選びきれない。などの課題が次から次ぎえ出てきて最終的には商品構成と価格のバランスに絞って検討して行きました。」と苦労したようです。

モニター利用の段階では現在の高価格プラン月額12,000円に価格を設定し、これに対してのお客様の反応は「月額10,000円を超えるなら、いらない」が多く、価格の設定が最難関でした。
そして最終的に採算ギリギリの価格5,000円を切る4,800円という価格設定がスタートすることができました。

レナウンでは5年以内に利用者を1萬人まで増やしたい意向です。
同社の紳士服業界の新しいビジネスモデルがどのように成長するか興味深く見守っていきたいと思います。


















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