2018年08月31日

サントリー「クラフトボス」大ヒットのマーケティング戦略

                      
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2017年から2018年にかけてのヒット商品と言われればサントリー食品
が発売したペットボトルコーヒー「クラフトボス」が浮かびます。
缶コーヒーやカップが主流であったコーヒー市場に透明なペットボトル
を誕生させたのがサントリー食品でした。
仕事をしながら飲み続けられるスッキリした味わいと、過去に無い全く
新しいコンセプトを提案した商品が世に出てきました。
発売から1年で1500満ケース(3億6000万本)を販売する大ヒット商品となり、次々と新商品が出ては消えていく清涼飲料の世界で、新たな市場を創り出すことに成功しました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








BOSSは1992年に誕生した缶コーヒーの代表的なブランドです。
2017年には発売25周年を迎えましたが25年間、売上が前年を下回ったことは一度もない。強力なブランドです。
2014年に発売した「プレミアムボス」シリーズであり、BOSS史上「最高峰のコク」を実現するために独自製法で開発しました。
1年間で発売される新商品は1000種類、そのうち残るのは3種類程度と言われる厳しい業界で3年売れ続ける商品が「プレミアムボス」。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








クラフトボスの開発は、「若い人たちに飲んでもらいたい」という課題
から始まり、コーヒーの消費量は増加していたのですが、缶コーヒーは若い20~30代の人達には選んでもらえない現実がありました。

若い世代の人達に好まれる製品づくりを目指し「香り高く、飲みやすい」商品を3年間の歳月を掛けて開発しました。
若い世代に一般的に普及しているペットボトル容器は早い段階で決定し
ており缶コーヒー世代とは異なった人達をターゲットにしていました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








しかし、発売までには多くの難題があったようです。
新商品の発売を最終決定する直前まで「コンセプトとネーミング」が決まっていない一大事となっていました。
味は決まっているのに何故・・・・・

良い商品であってもプロモーションの仕方や伝え方によって消費者の反応は大きく変わります。
担当者は「若い世代への需要開拓を、開発の入り口にしたり目的化したりすると、必ず壁にぶつかります。好みには多様性があり、製品は嗜好品なので今までは別の切り口が必要となっていました」と当時の苦悩を語っています。

悩んだ末に行き着いた先「25年間変わっていないBOSSの“原点”」だったようです。
それは「働く人の相棒」というコンセプトです。
働く環境や働き方が変わっても、その立ち位置は変わらない。
「ブランドの強みや役割に立ち返った時、今の時代に働く人達が抱える課題はなんだろうか。という疑問を持ちました。そこを深堀りすれば何かが見えてくるのではしないでしょうか。」と考えた結論が出ました。

そのような難題をくぐり抜けて今の大ヒットがあります。

















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