2014年05月30日

配偶者控除見直し議論の前に・・・

                      
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先日、ブログで「配偶者控除が女性の社会進出の妨げ?」の記事を書き
ましたが、いよいよ政府の中で『配偶者控除の見直し』議論が本格的に
スタートしたようです。
その理由は急速な少子高齢化が進むことにより、労働力の確保が困難に
なって行く背景があり、配偶者控除は専業主婦がパートで働く場合、収
入が一定以下であれば税金の優遇措置を得られる仕組みが、女性の社会
進出を妨げている。というのが根拠でした。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



女性の社会進出を支援するのは、よく理解できまし同感です。
しかし、現状の女性の置かれている立場は、育児・家事・介護など多岐
にわたっており、支援策がなく配偶者控除の制度を見直したり廃止する
税制面を先行させるのは、政府の増税狙いが見えます。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



日本の総人口は3年連続で減少し、総務省の発表では2030年には現在
より1千万人減少することが予測されています。
成長の担い手となる労働人口が減少するのは、国の存続発展にとっては
危機的な状況であります。
国を挙げて対策に取り組むことも十分に理解できます。

そこで何故『配偶者控除』などの見直し・廃止なのでしょうか?
また表面には出ていませんが、扶養されている配偶者が保険料を払わな
くても年金が受け取れる『第3号被保険者』制度の見直しも検討されて
いるようです。
増税・国民の負担増が先行する理由が判りません。

まずは女性が働きやすい環境、つまり幼児の保育施設の充実、介護施設
の国からの援助、女性の活躍が期待される職場改善、などの課題が山積
しているのに税制面だけ先行しても、国が繁栄するとは思えません。


国の財政状況が破綻に近い状況なのは判っていますが、あまりにも露骨
な増税策を急ぎ過ぎている気がします。
以前にも書きましたが、国会議員の既得権(定数削減・経費見直し)を
先行させ、国民の税制面を修正するのは後なのではないでしょうか。


是非とも国民目線での議論をお願いしたいと思います。







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