2014年02月12日

高級ボールペン大ヒット戦略/後編

                      
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前回の記事にて『高級ボールペン大ヒット戦略』/前篇を書きましたが
本日は後編を記事にしてお届けします。
前篇では商品開発の内容を記事にしましたが、本日は『売れる仕組み』
の見直し、改善を記事にします。

*関連する写真をインターネットより抜粋させていただきました。



3000円、5000円という高級ボールペンの販売を手掛けようとしたので
すから相応の『販売のへの工夫』『付加価値』を、お客様が感じるよ
うに『売れる仕組み』を創り上げる必要性がありました。
そのひとつが『名前入れ無料』サービスの実施でした。

*関連する写真をインターネットより抜粋させていただきました。



また、通常3000円を超える筆記具は店頭のガラスケースに入れられて
対面販売をされるのが常識でした。
担当者が店頭を回ってみても、ガラスケース入っている商品を眺めてい
ても、店員に取り出しを頼むお客様は皆無であり、そのまま帰るお客様
が圧倒的に多いことに気づいた。といいます。
「ジェットストリームは書き味が売りであり、書いてもらわなければ売
れない。」
ことを信念として、ガラスケースに陳列されないように独自
の店頭用陳列棚を開発しました。
専用の陳列棚の特徴は、お客様が自由に使うことのできる「試用ペン」
を常設することと、高級品のイメージを崩さない工夫でした。

*関連する写真をインターネットより抜粋させていただきました。



また「試用ペン」には通常、盗難防止用にゴムやチェーンが付けられて
いるのだが、商品に巻き付いて使い難くなっている問題がありました。
そこで専用棚が乱れないよう、取り巻き式のワイヤーを取りつけて使用
時以外はひもの部分が出ないよう工夫が施されました。
さらに、ペンとワイヤー部分を結び付ける部分をデザインを壊さないよ
うに専用の接続部品も開発を行いました。
試し書き用の紙の奥には筆記中の手元を見られるミラーを設置するなど
お客様の立場に立って、細部にこだわったと聞きます。

*関連する写真をインターネットより抜粋させていただきました。



三菱鉛筆は名前の通り鉛筆を製造販売してスタートした企業なのですが
業界としては「不況産業」といって過言ではないと思います。
しかし、新たに数年掛けて「お客様の立場」に立った商品開発を行い、
「お客様の欲求」を満たす『サービス』を構築し、「お客様の利便性」
を優先した『売り場作り』を実施することで仕組みを作り上げ大ヒット
商品を創り上げました。
『売れる仕組み』を構築した事例として是非とも参考にして下さい。








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