2012年12月27日

コメダ珈琲がファンドのマネーゲーム対象に

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先日、アジア大手の買収ファンドが喫茶店チェーン「コメダ珈琲」を展開
するコメダを買収する方向で最終調整に入ったと報道が流れました。
少し驚いたのは、コメダはすでに筆頭株主が国内の大手買収ファンドに
なっており、事実上は買収ファンド同士の売買だったのです。


*インターネットより店舗写真を抜粋させていただきました。



「コメダ珈琲」は入りやすさもあり、日本では数少なくなった『喫茶店』
スタイルを守っていますので好きな店でありました。
1993年後から店舗拡大路線に乗り出し、本格的にFC化を進めてきま
したが、資金繰りに行き詰まり2008年に現在の筆頭株主に事実上事業
を継承したのが沿革でした。

創業者は珈琲好きの人たちに気軽に来てもらう店を作りたかったよう
ですが、その思いとは裏腹にファンドのマネーゲームに巻き込まれて
しまっているようです。
ファンド自体が悪いわけではありませんが、私自身の経験で言います
と、目的が『安く買って企業価値を高め高く売る』ことなので企業に
対しての愛着であるとか、思い入れは全くありません。
当然、全てが合理的・利益主義に徹して行くのがファンドのやり方で
あり個人的には嫌いです。
以前、監査役を務めていた顧問先でのファンドとの間で、トラブルが
発生して「社長更迭」の嫌な思い出が蘇ります。

企業がマネーゲームの対象となることが、とても残念でなりません。
このようなことが、新聞紙上で話題にならないことを祈ります。








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