2012年06月18日

大手スーパーの戦略/直営農場の拡大

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大手スーパーが直営農場の全国展開を加速させています。
狙いは、地場の食品スーパーさん達との差別化戦略顧客満足度向上
シェア獲得、であることは間違いのないところであります。
イオンは現在八ヵ所の直営農場を2015年までに十数ヵ所まで拡大する
ことを目指しています。
セブン&アイホールディングスも来年度中には現在の六ヵ所から十ヵ所
まで増加させる予定です。
ローソンも地元農家との共同にて、現在全国の四ヵ所の農場を増やす事
を予定しています。





イオンは2009年に全額出資の子会社が農地を借りる形で茨城県牛久市
に直営農場を開いたのを皮切りに現在、栃木・埼玉・千葉・島根・大分
の合計八ヵ所を運営しています。
今後は、北海道など十ヵ所の拡大を検討しているそうです。
そして、2015年には直営農場と委託農家からの商品調達を50%までに
引き上げたい意向を持っています。

セブン&アイは2010年に農業事業を中心とした「セブンファーム」を
設立し、各地の地元農家と共同で農業生産法人を立ち上げています。
現在は北海道・茨城・埼玉・千葉・神奈川・愛知の六道県で直営農場を
展開し、来年中には十ヵ所まで増やす計画であります。
また、全国4200ヵ所の委託農家より野菜を仕入れ「顔の見える野菜」
としてイトーヨーカードーなどで販売しています。

コンビニエンスのローソンも生鮮コンビニ「ローソンストア100」など
で販売する野菜を、北海道・千葉・大分・鹿児島などの四ヵ所での直営
農場を運営しています。
2012年度中には同社の取り扱う野菜の10%の供給を目指しています。


大手スーパーは生鮮野菜を直営農場を中心に「鮮度・価格・安心」など
を中心に攻勢を掛けてきていますが、これに対して地場の食品スーパー
さん達は、どのように対抗して行くのでしょうか・・・
今までの市場での仕入れだけでは、将来的に「鮮度・価格・安心」など
で対抗できるのか、生き残りを賭けた戦いが激しくなることでしょう。

今後の食品スーパー業界の動向が大変、注目されます。







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