2010年02月12日

マーケティング戦略/返報性の原理

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不況の続く現在、業績を伸ばしている企業があります。
このような時代に順調に業績を伸ばしている企業のマーケティングを
数回にわたり、ご紹介します。

本日のテーマは『返報性の原理』

あまり、馴染みのない言葉かもしれませんがマーケティングでは重要
キーワードになります。
日本人の文化は「お返しの文化」が広く定着しています。
例えば、結婚式にお祝いを持っていくと「引き出物」。
お通夜やお葬式に香典を持っていくと「香典返し」。
日常生活の中で「お返しの文化」は確実に存在しています。
これは私達が産まれてから今日まで、環境の中で自然に身についた
文化と言えるでしょう。

また、何か手伝ってもらったら、皆さんはお礼を言いますよね。
人によっては贈り物をしたり、お礼をの気持ちを示す行動に出ます。
お礼される側も、お礼の言葉だけでも「自分はいいことをした」と
大変に良い気持ちになり「また手伝ってあげよう」という気持ちに
なれます。
つまり「お礼」とは人々が支えあって生活するために必要不可欠な
ものだと無意識の中で認知しているものなのです。

相手から何かしてもらうと、
  お礼の行動をしなければ落ち着かない。


これが『返報性の原理』なのです。

この『返報性の原理』を活用した実例を日常生活の中で見ると
百貨店やショッピングセンター等で化粧品会社の人達が配っている
サンプル品を良く見かけます。
またテレビショッピング等でも「無料お試しセット」の宣伝や、消費者
モニターを募集している光景も良く見かけます。
また、スーパーマーケットでの試食販売も味覚を覚えてもらう意図も
ありますが、買わなければ悪いなぁ・・・と言う消費者心理を狙って
いるものでもあります。
それから英会話教室、学習塾の無料一日体験入学も学習の中身を
知ってもらうと同時に『返報性の原理』訴えかけていることも見かけます。

皆さんのお店や企業でも『返報性の原理』を活用したマーケティング
を検討されたら如何でしょうか・・・・?
詳細にお聞きになりたい場合は、直接お問い合わせを・・・・