2010年02月06日

マーケティング戦略/和菓子屋さんの開運大福

『今年の幸運を開く』
今年こそは幸運を掴みたい。とのキャッチコピーに釣られて、大福を
歳の数だけ予約、購入しました。
名づけて『開運・立春大福』

厄除祈願。
商売繁盛。
受験合格。

本当に全てに開運がありますか・・・・・?

私は厄年ではありませんが、今年の2月2日までは大殺界でしたので、
厄落としの意味を兼ねて、歳の数だけ大福を配りました。

ちょうど当日が(株)山信商店/スーパーやまのぶさん
マーケティング基礎研修でしたので、参加者の皆さんに協力してもらい
厄落としの大福を食していただきました。

近藤広美トレーナー、豪快に(失礼)パクつきました。

食事中、上からすいませんでした。

羽根田チーフ、そんなに慌てなくても・・・・
しかし良いショットが撮れました。


真面目な話しですが、ある和菓子屋さんのマーケティング戦略企画
の大福ですので・・・・  (本当です)
環境分析の一環として、地元での古くからの風習を調査していた
時に判明したのが『厄落とし大福』でした。
これを地域密着型の和菓子屋さんとして活用する企画を立て、大福を
販売する目的ではなく、地元の古い風習を復活させることを目的として
販促を検討し、仕掛作りをしました。
仕掛け人は私。
商品+サービス+地元の風習の復活
地元の人達にも喜ばれ、風習も復活させることができ大成功でした。

商売繁盛の原点は地元の人達に喜ばれる。
地域密着型の商売は、これが最も大切なことですよね・・・・・

価格で競争する。品質で競争する。鮮度で競争する。
確かに大切なことですけれど、それは全ての競合他社が真剣に
考え取り組んでいることですよね。
価格・品質・鮮度、それだけで差別化ができるでしようか・・・・?
差別化の絶対的な要因は『顧客が感動するサービス』です。
勝ち組みになれる唯一の手段、自社における『サービス』
今一度、真剣に考えることをお勧めします。