2014年11月20日

デジカメを抜いたインスタントカメラ「チェキ」の秘密

                      
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スマートフォンの市場拡大に伴い、業績低下が顕著なデジタルカメラの
業界ですが、今期前年比80%プラスと驚異的な売上増を実現している
カメラがあるのをご存じですか。
以前、ブログにも書いた富士フィルムのインスタントカメラ「チェキ」
が、巷で噂になっている大ヒット商品です。
同社は今年度の「チェキ」の販売見込み台数を、300万台を350万台に
上方修正して需要増に応えるために工場で約30%の増産を決定したと
いうから、デジカメ衰退の中で驚異の成長です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




もともと「チェキ」はデジカメの普及により市場が縮小、2002年には
出荷台数のピーク100万台を記録したのち、販売は減少の一途をたどり
撤退寸前まで追い込まれていました。
しかし2006年に韓国ドラマで使われたことをきっかけに、韓国や中国
などのアジア諸国の若年層に受け入れられました。
この流れを受けて国内中心だった営業体制を海外に切り替え、2012年
には海外市場狙いの新商品を発売、大ヒットにつながりました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




現在、主力市場であるアジアに加えて米国ウォルマート3800店舗でも
販売をしているほか、欧州の高級デパートやセレクトショップにも販路
を拡大しています。
すでに生産の9割が海外市場向けであり、今後は進出していないインド
や東南アジアなども開拓して「2016年には500万台の大台に乗せる」
担当者は勢いを感じさせるコメントを発表しています。


「チェキ」の復活劇は、どのようにして起こったのでしょうか・・・

撮影とプリントを1台のカメラで行うインスタントカメラ市場は、米国
ポラロイド社が経営破綻して生産中止後、世界でも「チェキ」しか残さ
れていません。
インスタントカメラはアナログの代表なのですが、現像技術とカメラ機
構部分の両方の技術ノウハウは富士フィルムが握っており、他社がマネ
できない絶対的な「強み」部分なのです。
デジカメやスマートフォンのカメラしか知らない若年層には、撮影した
その場でプリントができ、その場で余白にメッセージや落書きができる
ことが新鮮であり、新しい「顧客の創造」につながったのです。


一方、デジカメ業界は市場縮小が依然として止まらず世界市場は最盛期
の4分の1にまで減少し「いまだに底が見えない」状況であります。
富士フィルムのデジカメ出荷台数は200万台と、すでに「チェキ」に大
きく差をつけられ、完全に主力商品から外れています。

この現状は最近は珍しい『残存者利得』現象として「マーケティング」
事例として大変に興味がある復活劇です。
今後の「チェキ」の復活劇に注目が集まるところです。




『チェキ』の関連記事

2014年2月1日
 「チェキの次なる戦略/カメラからプリンタ」
    ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e255587.html
2013年5月5日
 「インスタントカメラ“チェキ”大ヒットのヒミツ」
    ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228528.html













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