2014年11月10日

子供向け万年筆が50万本の大ヒット

                      
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文房具の市場規模は2008年度から2012年度まで10%も減少する中で、
出荷額を増やし続けているのがパイロット万年筆の「カクノ」です。
「カクノ」は、日本初の本格的な子供向けの万年筆というコンセプト。
2013年10月の販売から9ヶ月経過した時点で、50万本という驚異的な
販売をしている大ヒット商品です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




注目の「カクノ」万年筆の価格は1000円と低価格であり、安いもので
通常の3000円程度より割安感があります。 
同社の売れ筋は金製ペン先を使った1万円クラスの商品です。
担当者は「今回の開発テーマはまさに“低価格”にありました。1000円
の万年筆を作る。ということは弊社の長年の課題として追求してきた
テーマでした」
と語っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




なぜ、今の時期に低価格商品なのか。
そのヒントは消費者の生の声を拾ったことが要因でした。
同社が調査した万年筆の「使用経験」の調査によりますと、50代の男女
の9割以上の人が使用経験がありましたが、20代は半数以上が使ったこ
とが無いと、興味深い回答が結果がでました。
「万年筆が欲しい」と考えている世代は以外にも20代が多く、若い世代
の人達が抱く万年筆のイメージは「オシャレ」でした。
しかし、使ったことが無い理由は価格が高いことと、使い方が判らない
ことだと調査の結果で判明したようです。

同社は「関心はあるが使ったことがない」新しいユーザーを掘り起こす
ために「カクノ」の商品開発に取り組みました。
ペン先に近いグリップ部分を、フィットしやすいように微妙なヘコミを
つけたり、初めて万年筆を使う人達が正しい向きが判るようペン先には
笑顔マークをつけるなど工夫を凝らしています。

子供向けの万年筆の開発でしたが実際は若い女性ユーザーが多く、複数
購入してインクの色のバリエーションを楽しむ方もいるようです。
デジタル化によって「手書き」の機会が激減してしまいましたが、逆に
「書く」ことへのこだわりが発生しているようです。
コスト削減が厳しい中、会社から支給される事務用品が減っているなら
「自分でこだわった事務用品」という関心が高まっています。


手触り。アナログ感への渇望。手先を使う道具への希求。
そこへ斬新なデザインと使いやすい機能、ユニークな設計、買いやすい
価格。の新商品の登場が大ヒットにつながっています。
今や文房具は「スモールラグジュアリー(小さな贅沢)」という独自の
ニーズの市場に大きく変化しています。

とても興味深く、他の市場(マーケット)にも応用できることを学べる
貴重なニュースでした。













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