日本マクドナルド復活の切り札『宅配事業』の戦略／顧客分析

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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一昨日に『日本マクドナルド復活の切り札「宅配事業」の戦略／競合分
析』の記事を投稿しました。
本日は続編であります『顧客分析』の記事を書きます。


＊関連する写真をインターネットより抜粋させていただきました。



日本マクドナルド新ＣＥＯであるカサノバ氏は、宅配事業のターゲット
を高齢者や子育てで忙しく外出が思うようにできない主婦を想定してい
るよです。
確かに民間の調査会社によりますと、高齢者の増加や女性の社会進出に
より、自宅で料理する時間が激減して宅配ニーズが高まっています。
宅配市場は拡大し、高齢者が外出しにくい現実を考えれば宅配サービス
を提供することは注文が増えると考えたのでしょう。

ただ、それを前提とする「高齢者や子育て主婦層がマクドナルドの商品
を食べたくても障害があり、食べられない」というニーズがあることが
条件となってくるのは当然です。
そして、その障害を取り除く手段が宅配。であれば売上が伸びる可能性
があると思われます。

ターゲットを高齢者、子育で忙しい主婦とするならば、1500円の注文
金額にプラス300円の配達料金を合わせ、トータル1800円の最低料金が
妥当なのでしょうか・・・・・
また子育てで忙しい主婦も、共働きできない現状があるとすれば、この
最低料金がネックになってくることは想定できます。

そして同じターゲットのニーズが果たしてマクドナルドの現状の商品を
欲しているかとう言う最も重要なニーズが存在するか・・・・・
以前にもブログ記事（下記の記事参照）に書きましたが『食』に対して
の環境変化は確実に起きており、それは
①健康食料品志向。
②低カロリー志向。
③安心・安全な食材志向。
に変化していることは紛れもない事実です。

ではマクドナルドの現状商品が、それらの環境に適合しているかと検証
してみますと、残念ながら適合しているとは言えないでしょう。
最も重要な商品が、消費者の時代の変化に適合していない現状で顧客へ
のサービスを戦略的に展開してもヒットするとは考えられません。

果たして日本マクドナルドの『宅配サービス』はどのように顧客に受け
入れられるのでしょうか・・・・・
次回はマーケティングの環境分析の『自社分析』を記事にします。






過去の日本マクドナルドの戦略記事
2012年11月12日記事
◆マクドナルド経営戦略失敗に学ぶ◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e209352.html
2012年12月11日記事
◆マクドナルド成長神話崩壊の要因◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e213681.html
2013年1月22日記事
◆マクドナルドの新戦略／朝食強化◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e217056.html
2013年5月4日記事
◆日本マクドナルド営業利益半減で新戦略◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e228527.html
2013年6月19日記事
◆マクドナルドが業績回復への方針転換◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e228529.html
2013年7月14日記事
◆日本マクドナルド高級1000円バーガー発売◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e232931.html
2013年7月20日記事
◆日本マクドナルド次なる商品戦略◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e234907.html
2013年8月11日記事
◆戦略変更、実を結ばす／日本マクドナルド◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e238468.html
2013年8月31日記事
◆日本マクドナルドの社長交代の結果は？◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e238478.html
2014年1月10日記事
◆日本マクドナルド、業績不振の要因◆
　　　　　⇒　http://tozuka.boo-log.com/e252031.html








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