2019年06月21日

令和の「新時代チェキ」のマーケティング戦略/後編

                     
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前回の投稿で「令和の“新時代チェキ”のマーケティング戦略/前編」の記事を掲載しましたが、本日は後編をお届けします。
もともとチェキが登場した20年前はデジカメの本格普及の前であり、
現像なしに撮影後、すぐに写真ができるインスタントカメラ機能に価値が高かった時代でした。
ところがデジカメやカメラ付携帯の普及に伴い需要が落ち込み、最初のブームが去った後の2004年~2006年は年間10万台と最盛期の1割程度まで落ち込みました。
転機となったのは2007年に韓国の恋愛ドラマで「チェキ」が使用されたことが話題となり、2度目のブームを迎えて2011年には127万台の販売まで回復しました。 メディアの威力を実感しました。
そして現在のブームはアメリカの女性歌手テイラー・スウィフトさんが愛用していることがInstagramでたびたび登場して、3度目のブームが到来しています。 
愛用者として、富士フィルムは2018年5月からテイラー・スウィフトさんを正式にプロモーションに起用しています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








1回目のブームは当時の時代背景と商品需要などに対し「商品の機能」がマッチングしての大ヒットへつながりました。
2回目、3回目のブームはマスメディアやSNSなどが「宣伝ではない自然なプロモーション」が消費者の心を掴んだことが大ヒットにつながったことが理解できます。
前回の記事でも書きましたが2018年4月~2019年3月までの販売が1000万台を超えたことは一過性のブームではなく、コアターゲットとした10代の女性などに受け入れやすいデザインや機能性も重要な要件となっています。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








「チェキ」の本体価格は8000円~3萬円程度であり、ラインナップも増え続けていることから新機種を買い足す方も多いと聞きます。
またチェキ用のフィルムは1000円前後で販売しており、安定した種益が見込める仕組みを交錯したことも大きなメリットでした。
フィルムに現像する技術やプリント技術は富士フィルムの本業であり、技術力は世界トップと言っても過言ではありません。

今後の富士フィルム「チェキ」の進化が楽しみです。















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◆2019年6月20日◆
 「令和の“新時代チェキ”のマーケティング戦略/前編」
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◆2014年11月20日◆
 「デジカメを抜いたインスタントカメラ“チェキ”の秘密」
    ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e293155.html
◆2014年2月1日◆
 「チェキの次なる戦略/カメラからプリンタ」
    ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e255587.html
◆2013年5月5日◆
 「インスタントカメラ“チェキ”大ヒットのヒミツ」
    ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228528.html















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