2018年11月19日

外食産業の新たな出店戦略「ゴーゴーカレー」

                      
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日本の国民食の代表といえば私自身は「カレー」が思い浮かびます。
外食産業界では「カレーハウスCoCo壱番屋」が国内外で1400店舗を
展開して、カレーチェーン店としては圧倒的なシェアを誇っています。
そのような環境の中、外食産業では異色な出店戦略を持って存在感を出
しているのが首都圏と北陸を中心とした「ゴーゴーカレー」です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








もともと石川県の旅行会社で添乗員をしていた宮森宏和氏が2004年に脱サラして創業したのがスタートです。
通称「金沢カレー」と呼ばれる濃厚でドロッとしたカレールーの上にソースがかかったカツが載せられ、付け合わせの千切りキャベツとともにフォークで食べるのが一般的な食べ方です。
店名の「ゴーゴーカレー」は当時、石川県出身のプロ野球選手の松井秀喜さんがニューヨークヤンキースの本拠地でデビュー戦で満塁本塁打を打ったのを刺激に、「自分も飲食の世界でメジャーを目指したい」との思いで、松井元選手の背番号「55」のこだわりで名づけたようです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








「ゴーゴーカレー」の出店戦略は一風変わっており、地盤とする北陸と首都圏に集中して出店しており、アメリカに7店舗、ブラジルに1店舗の展開をしているのですが、国内に目を向けてみますと大阪や名古屋といった大都市圏には出店していないのがとても気になります。
さらに驚くのは鹿児島県や奄美大島といった地方都市に出店しているのが非常に注目されています。
従来の外食産業とは完全に異質な出店戦略のヒミツは・・・・


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








実は奄美大島は「地方創生枠」という形で、ロイヤリティなしのフランチャイズで運営されているそうです。
チェーン展開する飲食業界では通常、コメや食材が全て本部から卸される仕組みが多く、その利益で本部は大きな利潤を得ています。
その部分を「ゴーゴーカレー」では地方創生枠の店舗に本部が卸すのは「カレールー」のみとし、地方都市の活性化に一役買っています。

奄美大島店ではコメも肉もキャベツも地元のモノを使うことを許可しており、カレーの味と看板やノウハウだけを提供しています。
地方都市には10代20代の若者達が集う店がないのが現実、せいぜいコンビニがある程度で定食屋かうどん屋がある程度。
若者達が集まる外食産業は採算重視で出店がない中、敢えて「ゴーゴーカレー」は出店してファンを作っていく戦略をとっています。

創業者は「奄美大島や石川県輪島、鹿児島に出店することは経済性でみたら合理的ではない。しかし、今出店しないと10年後はもっと大変になる。地方を殺してはダメです。地方にあるいいところを残す手伝いをカレーを通して行いたい。」と語っています。

政治家の皆さんに聞かせたいような素晴らしい出店戦略ですね。
私は「ゴーゴーカレー」を応援して行きます。(笑)













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