2018年06月19日

クリスピードーナツが復活の兆しか?

                      
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2006年日本に上陸し、新宿に第1号店をオープンさせて連日、大行列
ができた伝説のドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。
その後、首都圏を中心に店舗を増やし、大阪、名古屋なども出店攻勢を掛けて、9年間で全国64店舗まで増え一大勢力となっていました。
しかし、大行列の波は長くは続かず大手コンビニチェーン店がドーナツ事業に参入したこともあり、急速に「クリスピー離れ」は進みました。
2015年3月期には8億1000万円の損失を計上して、店舗数も2017年9月末までに46店舗まで縮小し、日本からの撤退も囁かれていました。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








しかし、ここに来て復調の兆しが見えはじめ既存店売上高は9ヶ月連続でプラスに転じ、3期連続での赤字から2018年3月期は4期ぶりに増益を確保することができるまで復調しています。
そして今季は首都圏を中心に複数の出店計画もあるようです。
「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、どのようにして蘇ったのか。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、サービスの優れた店舗でした。
オープン当初から、どの店舗でも行列に並んでいただいているお客様に「できたてのドーナツ」を配るサービスを実施していました。
できたての「アツアツのドーナツ」を食べる機会はないので、お客様は、そのサービスで満足感を感じていた部分もあったようです。
また。奇抜なドーナツの創作やパッケージの楽しさ、ドーナツの平置きにして並べる斬新さがウケていました。
日本のドーナツ屋さんの常識は平置きではなくタテ並べでした。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








大行列のできるドーナツ店が大きく落ち込んだ要因は、外的要因からみたら、コンビニがドーナツ事業に参入したからが多いことは誰の目からみても一目瞭然です。
しかし、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が復活したのは外的要因が業績不振の理由にせず、内的要因を探し当てたことでした。

先述の通り、オープン当初はサービスの良い経営姿勢でしたが、店舗に絶えず行列ができていたためにサービスの質が低下したことが業績悪化の要因だと断定したようです。
店のスタッフは「いかに早く、いかに効率的にさばくか」という対応を余儀なくされ、それに伴ったオペレーションになって行ったようです。
具体的には「箱で購入される方はこの列・パラで購入される方はこの列」とのオペレーションに変化して行きました。

利は元にあり。
本来のお客様へのサービスを徹底的に見直し、行列をさばく接客ではなく親切丁寧な接客に切り替え、店内ではカフェとの併合で客席を居心地の良い雰囲気に変え、日本流の新商品開発を行った結果、業績回復に繋がったようです。

これからの「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の動向が注目されます。












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