2018年06月10日

エポック社「野球盤」が発売60周年

                      
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おもちゃメーカーのエポック社は「野球盤」の発売60周年を記念して
最新作を発売することを発表しました。
エポック社が初代の「野球盤」を発売したのは1958年。
ミスタープロ野球と呼ばれた長嶋茂雄氏がプロ野球にデビューした年、
家具職人たちが木製で作成したものでありました。
大卒初任給が12000円程度だった時代に1750円とかなり高額だったが
生産が追いつかないほどの人気を呼んだそうです。
創業60周年に発売された野球盤は、投手が高低・内外角の計9コース
を投げ分けることができる「3Dエース モンスターコントロール」。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







1958年に発売された「野球盤」は毎年のように進化して、新機種が
続々と店頭に並び、野球盤の下に磁石を使用した変化球が話題を呼び、
1972年には「消える魔球」が登場して最盛期を迎えていました。
東京ドームがオープンした1988年には、屋根付きの野球盤が売り出され、時代の変化を取り込むことにも注力していました。
そして2010年に発売された野球盤は、ホームランの醍醐味を味わえるように放物線を描いてスタンドに飛び込むようにバットに角度をつけ
特殊なゴムを巻く商品を開発しました。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







発売されて60年の間にはテレビゲームの台頭やサッカー人気に押され
、1990年台には急速な落ち込みが起こる時代背景となりました。
厳しい時代を乗り越えてきた「野球盤」の生き残り戦略とは、どのようなものであったのか? 検証してみます。

前述に書きました1972年に発売された「消える魔球」野球盤の開発
が最初の大きな進化であったのですが、当時は野球アニメ「巨人の星」
が大ブームを巻き起こしていた時代環境を取り入れた進化でした。

第二の大きな進化は「本物のホームラン」を打ちたい願望でした。
それまでのホームランは、指定されているホームランポケットに入れば
ホームランというものであったが、ボール(鉄球)が空中を飛んでスタ
ンドに入る「本物のホームラン」を味わいたい夢の実現でした。
開発には時間が掛かりましたが、2010年に発売されました。

第三の進化は「本物のピッチング」をしたいという願望でした。
今年60周年に先述の投手が高低・内外角9コースを投げ分けることができる野球盤が完成、販売に至っています。

ボードケームが売れない時代、しかもデジタル時代の環境にもかかわらず、未だに進化を続けている「野球盤」
不況産業に位置づけされている業界の方々にも、参考になる部分が多いエポック社の戦略ではなかったでしょうか。









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