2017年10月07日

苦戦の流通業界でドン・キホーテが好調の要因/後編

                      
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前回の投稿で「苦戦の流通業界でドン・キホーテが好調の要因/前編」
を記事にしましたが、本日は後編をお届けします。
ドン・キホーテ最大の業績向上の要因は「徹底した低価格路線」である
ことはお伝えしましたが、大きな要因の中には2007年の長崎屋買収に
よる「MEGAドン・キホーテ」の存在が大きく貢献してきました。
生鮮を含め食料品を手掛けるようになり、昼型のファミリーや中高年層
を含むターゲットが広がったことも大きな要因です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきます。






そして今年7月に6万円を切る50インチの4Kテレビを販売、初回出荷
台数の3000台が僅か1週間で完売し、大きな話題となりました。
これもドン・キホーテのPB商品(プライベートブランド)なのです。
東芝の「レグザ」に使われている受信システムを採用しているので品質
は折り紙付きの高品質、最新モデルの「レグザ」より機能が若干落ちる
ため、低価格で開発・販売ができたのです。
消費者にとっては、たとえ型落ちとはいえ4Kのテレビが6万円以下で
購入できるとなれば、機能は若干落ちても全く問題にならないので今回
の大反響となったと思われます。


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきます。






このように総合スーパー(GMS)や食品スーパー(SM)、家電量販
店、コンビニなどの顧客を奪いながら、ドン・キホーテのは毎年のよう
に成長発展を続けて行く戦略を実行しています。
撤退予定の総合スーパーから出店依頼が数多く来ているとの話もあり、
今年の5月には東海地区の大手GMSのユニー・ファミリーマートとの
業務提携も発表し、更なる飛躍を狙っています。
アピタやピアゴなどの不採算店が今後は「MEGAドン・キホーテ」と
して転換し、新たなビジネスチャンスが広がっていくことでしょう。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきます。






最後にドン・キホーテの魅力をある専門家が分析しています。
「ドン・キホーテにはコンビニやドラックストアにはない、リアル店舗
の魅力が満載している。 それは、売場や格安商品などが常な変化する
“ワクワク・ドキドキ”感があるエンターテイメント性が高い店舗である
ことが最大の魅力なのです。特に女性の購買心理を高めるにはお買い物
“ワクワク・ドキドキ”することが不可欠です。」
と分析しています。

安くて良いモノを。といった消費者の当たり前の購買心理にプラスした
「ワクワク・ドキドキ感」の楽しみが付加されたドン・キホーテ。
まだまだ快進撃が続きそうですね。
















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2017年10月05日

苦戦の流通業界でドン・キホーテが好調の要因/前編

                      
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激安の殿堂のキャッチフレーズで快進撃を続けているディスカウントストア、ドン・キホーテが2017年6月期の連結売上が発表されました。
前期比9.1%増の8287億円と1兆円の大台が目前、営業利益も6.9%増の
461億円で、28期連続の増益と驚きの数字が発表されました。
総合スーパーや食品スーパー等が苦戦が続いている中、ドン・キホーテ
だけが堅調に業績を伸ばしているのでしょうか・・・・・

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







ドン・キホーテが業績が好調な大きな要因が「徹底した低価格路線」
再評価されている時代背景があるようです。
イオングループの岡田社長が「脱デフレは大いなるイリュージョン」
の名言を発したように、流通業界の脱デフレは夢のまた夢との共通認識
が強くなっています。

これまでドン・キホーテはメーカーや卸業者が抱えている在庫を不定期
に買い付ける「スポット品」を利益の源泉にしつつ、現場の店長に陳列
や値付けまで任せる権限移譲を行っていました。
長年の経験からせ培ったディスカウントストアでの商品仕入れ術や薄利
多売システムは、他のチェーンストアでは真似できない武器です。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






そして2007年に長崎屋を買収し「MEGAドン・キホーテ」の新業態
を出店を行い、生鮮品を含む食品を手掛けるようになり、従来の顧客に
加えてファミリー層や中高年齢層を含む「オール世代」を顧客にするこ
とが可能となっています。
品質も「安かろう悪かろう」ではなく、今年5月にオープンした渋谷店
「MEGAドン・キホーテ」は、神戸牛や有機農産物、こだわりの惣菜
などが並び、PB商品(プライベート・ブランド)を展開し、品質向上
を目指す活動を行っています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







本日、ドン・キホーテの好調の要因の前編を記事にしました。
次回は後編をお届けします。

















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2017年10月02日

スターバックスがポイント制度を導入する狙い/後編

                      
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前回の記事で「スターバックスがポイント制度を導入する狙い/前編」
を投稿しましたが、本日は後編をお届けします。
ポイント制度導入は「優良顧客」へのサービスの充実であり、ポイント
を貯めて単なる割引をするのではなく、価値観を高める戦略については
前回の記事で書きましたが、スターバックスがポイント制度導入と当時
に進めているにマーケティング戦略について本日は記事にします。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。








スターバックスでは4つのカテゴリーでの戦略を推し進めています。
1.リワード
直訳しますと「報酬」「褒美」という意味です。
マーケティング用語で解説しますと商品を購入したり、サービスを受け
たりするたびに得られる何らかの価値のことを指します。
一般的に言いますと、購入時にクーポンやポイント、マイルなどを貯め
て行くことを「リワード」と直訳します。
2.ペイメント
直訳しますと「支払い」「納入」「弁済」という意味です。
プリペイドカードの草分け的な存在であるスターバックスでは2002年
から「スターバックスカード」を発行を開始しています。
今でこそ「プリペイドカード」「電子マネー」は当たり前になっていま
すが、スターバックスでは草創期から取り組みを始めています。
現在はスターバックスカード会員は115万人となり、重要な戦略の位置づけになっていることは間違いありません。
3.パーソナライゼーション
この戦略は、顧客ごとに関心の高い情報を提供し分ける取り組みのこと
を指しています。 今期の最重要課題との位置づけです。
現在、顧客の購買情報や自社のウエブサイトの利用データや天気・気候
等の外部データを包括的に蓄積し、データベース化を進めています。
アプリの利用者に対しても、ひとり一人に適した情報発信にも役立てる
仕組みを構築して行く方針を構築しています。
4.オーダリング
米国でのスターバックスで先行的に利用が進んでいるシステムであり、
アプリを通じた事前ちゅうもんを受けるシステムです。
日本国内ではより高い制度のサービスが必要となります。
例えば「暖かい飲み物」が事前注文を受けた時に冷めないサービスをどのように提供するか。等のオペレーションを含めて実行されることになります。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。







21世紀の超優良企業、スターバックスの新たな取り組み。
ポイント制度の導入と4つのマーケティング戦略。
スターバックスの今後の動向が大変に興味深くなってきました。














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