2017年04月29日

「麺屋武蔵」のラーメン業界でのブランド戦略/後編

                     
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前回の記事にて「麺屋武蔵」のラーメン業界でのブランド戦略/前編
投稿しましたが、本日は後編を記事にします。
「麺屋武蔵」のブランド力が強く、お客様に高い評価を得ていることの
実証が売上高から観るのが最もハッキリと判ります。
新宿本店や上野店では月あたりの1席の売上が100万円超えを記録。
ラーメン1杯を800円換算しますと1席あたり月に1250人が来店して
いる計算になります。  業界でも飛び抜けている数字です。
さらに東日本大震災があった2011年以外は、全ての年度で売上を伸ば
し続けている。というから驚きです。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






今では当たり前のように使われている「麺屋」というネーミングにして
も1996年「麺屋武蔵」開業当時は、非常に珍しい斬新な名前でした。
当時から味はもちろん美味しかったのですが、お客様の目の前で大きな
豚肉の塊を出刃包丁でブツ切りにして丼の上に乗せるパフォーマンスは
衝撃でした。 私も何度も目の前で臨場感を楽しみました。(笑)


*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。






日本のラーメン店が一昨年ミシュランガイドで星を獲得したように世界
に通用する味を持っていますが、客単価は低いままです。
業界では「1000円の壁」と呼ばれています。
心理的に一杯のラーメンに1000円は高いイメージがあるようです。
「麺屋武蔵」はラーメン店の中では高い価格設定をしています。
トッピングも豪華にした1100~1400円のメニューも用意しています。
なかなか価格を理解してもらえない側面もあるのですが、価格に見合う
以上の価値を提供すれば理解してくれるとの心情があるようです。

現社長は「ラーメン業界を変えようとは思っていません。ただ、ラーメンの年表に麺屋武蔵の名前がたくさん載るように革新的な施策は今後もトライして行きます。革新的なことをやり続けることでラーメン業界の風土も変わってくると思っています。」


今後の「麺屋武蔵」のトライに注目です。


















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