2016年08月19日

ドーナツ業界の低迷/ミスタードーナッツ

                      
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ドーナツ・チェーン店の日本のトップ企業の「ミスタードーナッツ」
業績低迷に苦しんでいる実態が明らかになりました。
鳴り物入りで日本に上陸した行列のできる「クリスピー・ドーナッツ」
も一部の店舗が閉鎖に追い込まれるなど業界が低迷しています。
ドーナッツ業界に何が起こっているのでしょうか・・・・

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




「ミスタードーナッツ」を展開するダスキンの2016年3月期の決算は、
売上高1652億円、経常利益67億円と減収減益の結果でした。
同社の本業である清掃関連事業はまずまずの成績でしたがミスドを中心
とした外食産業が足を引っ張っていました。
外食産業部門では15億円の営業赤字を計上していました。
この事態を受けて、今年3月より主力商品の値下げに踏み切りましたが
果たして「値下げ」が効果的な施策かは疑問が残ります。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




また2006年に日本に進出し、当時「行列ができるドーナッツ店」とし
て話題となりました「クリスピー・ドーナッツ」も相次いで閉鎖してお
り、最大60以上あった店舗は、現在45店舗まで減少しました。

老舗ドーナッツ店の業績不振と聞くと、コンビニ大手のセブンイレブン
が2014年から大々的にスタートさせた「セブンカフェドーナッツ」の
影響が大きいと思われますが、必ずしもそうでは無いようです。
セブンイレブンも当初の予定より苦戦を強いられ、今年1月には大きく
テコ入れを行い、4月には商品をリニュアルして7月には商品を全面的
に変更して、何とかシェア拡大を進めています。

*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




ではドーナッツ業界に何か世起こっているのでしょうか。
前述の「ミスタードーナッツ」の過去の売上推移を見てみますと、現在
のドーナッツ業界の実態が見えてきます。
全国で1270店舗を展開している「ミスタードーナッツ」は市場を、
ほぼ寡占状態が続いていました。
2016年3月期の「ミスタードーナッツ」の売上高は914億円、5年前の
2011年3月期の売上高は1194億円。7年前の2009年3月期の売上高は
1338億円という数字で推移しています。
ドーナッツ市場は2009年を境に年々減少していることが明らかになり
、セブンイレブンを筆頭としたコンビニの参入だけが原因ではないこと
が見えてきます。  もちろん少なからず影響もあったと思います。


ドーナッツを購入する顧客は「女性客」「ファミリー層」と言われて
おり、少子化の影響でファミリー層が減少していることは事実です。
労働者の実質賃金が低下し続けていることも、お小遣いが減って気軽に
珈琲とドーナッツが楽しむことも減少していることもあるでしょう。
またデザートの多様化としてバームクーヘンを筆頭に、多種多様の商品
が発売されていることも少なからず影響しているようです。

さて今後は「ドーナッツ」という単体商品がどのように進化して行くの
か、衰退していくのか、分岐点に差し掛かっている時期のようです。
トップ企業の「ミスタードーナッツ」に戦いを挑んでいるコンビニの動向がとっても気になります。











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