2014年06月12日

『和民』が旧態事業から脱却

                      
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先月、大手居酒屋チェーン店『和民』の決算が発表され、売上高3.4%
増の1631億円、本業の儲けを示す営業利益は68.1%減の29億円という
大幅な減益に陥ったことを公開しました。
さらに大きな衝撃は、当期純損失が49億円と1996年の株式上場以来、
初の赤字決算に転落したことが判りました。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。




業績不振の最大要因は、国内外食事業の9割を占める居酒屋『和民』
既存店前年対比売上が93.1%と計画を大きく下回りました。
また、約1割に相当する60店舗を閉鎖することに伴う減損処理や繰延税
金資産の取り崩しなどで最終赤字に落ち込みました。



*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。




ワタミの桑原社長は「ワタミの外食事業において売上が伸びているのは
、高単価で専門性の高い一部の業種業態に限られている。消費者が目的
を持って居酒屋に来店するようになり、総合居酒屋にとっては厳しいマ
ーケットになっている」
と語っています。

では2014年以降、どのように『ワタミ』は巻き返しを図るのか。
それは国内外食事業の立直し、つまり『和民』旧態からの事業スタイル
の脱却であるようです。
かっては安さを前面に打ち出し、拡大を続けてきた総合居酒屋スタイル
が消費者に受け入れられない環境となっています。
串焼きに特化した「炭旬」やイタリアンを中心とした「GOHAN」
ような専門性の高い業態は、前年比100%を超えています。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



『ワタミ』は外食産業の全店舗における『和民』の業態を、現在の9割
超から2017年をメドに6割まで引き下げ、業態転換を進めて行く方針を
定め、なおかつ他業態の出店を加速させて行くようです。

一時的には、不名誉な『ブラック企業』というレッテルも貼られて苦戦
を強いられている『ワタミ』グループの巻き返しが始まります。

どのように消費者に評価される業態・企業に変革するか、今後注目していきます。












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