2014年05月06日

日本マクドナルド、『商品戦略』迷走か???

                      
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日本マクドナルドは明日5月7日より同月下旬まで期間限定商品として
『とんかつマックバーガー』を販売します。
ターゲットは揚げ物好きの男性客を狙っての期間限定商品です。
担当者は「食べ応えのある和食の定番である“とんかつ”を片手で楽しん
で食べて欲しい。」
と説明していますが・・・・・
果たしてこの時期に新商品の発売は、如何なものか疑問が残ります。


*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。




日本マクドナルドは4月中旬より大々的に『アボガドバーガー』を期間
限定で販売を開始したばかりなのですが、何故いまなのか・・・・・
アボガドバーガーは「アボガドビーフ」「アボガドチキン」「アボガド
えび」の3種類を揃え、商品発表会まで開催して「母親などの女性客を
ターゲットにした商品」として大々的に展開しています。
期間限定の商品を併用して販売するのは異例のことなのです。

2014年の日本マクドナルドの重点戦略は『ファミリー層の取り込み』
なので『アボガドバーガー』『ハッピーセットボックス』などの発売
は理解できますが、この時期に男性客をターゲットとした『とんかつマ
ックバーガー』
の発売は疑問が残ります。


何か一貫性がなく重点戦略に則った商品戦略には思えません。
  1月~3月までは『アメリカンヴィンテージ』
  4月~5月までが『アボガドバーガー』
  そして5月からは『とんかつバーガー』
と立て続けに期間限定使用品の販売にこだわっています。
『新商品なら何でもいい。』という姿勢がチラホラ見え隠れします。


果たして明日からの『とんかつマックバーガー』に消費者がどのように
反応するか大変に注目が集まるところです。

超優良企業と世間から注目された日本マクドナルド。
戦略の失敗が命取りにならなければいいのですが・・・・・・





過去の日本マクドナルドの戦略記事
2012年11月12日記事
◆マクドナルド経営戦略失敗に学ぶ◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e209352.html
2012年12月11日記事
◆マクドナルド成長神話崩壊の要因◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e213681.html
2013年1月22日記事
◆マクドナルドの新戦略/朝食強化◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e217056.html
2013年5月4日記事
◆日本マクドナルド営業利益半減で新戦略◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228527.html
2013年6月19日記事
◆マクドナルドが業績回復への方針転換◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e228529.html
2013年7月14日記事
◆日本マクドナルド高級1000円バーガー発売◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e232931.html
2013年7月20日記事
◆日本マクドナルド次なる商品戦略◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e234907.html
2013年8月11日記事
◆戦略変更、実を結ばす/日本マクドナルド◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e238468.html
2013年8月31日記事
◆日本マクドナルドの社長交代の結果は?◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e238478.html
2014年1月10日記事
◆日本マクドナルド、業績不振の要因◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e252031.html
2014年3月19日記事
◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/顧客分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261050.html
2014年3月21日記事
◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/顧客分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261051.html
2014年3月24日記事
◆日本マクドナルド、復活の切り札『宅配事業』/自社分析◆
     ⇒ http://tozuka.boo-log.com/e261052.html







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2014年05月03日

伸びている会社/鍵山秀三郎先生の一日一話

                      
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本日の記事は久しぶりに(株)イエローハット創業者の鍵山秀三郎先生「鍵山秀三郎一日一話」を題材にさせていただきます。
本日の一日一話は、憲法記念日の今日送っていただいた内容です。
『伸びている会社』


*関連イラストをインターネットより抜粋させていただきました。



『伸びている会社』
 
 現在、衰退している会社の共通点は、過去の栄光とか実績・
伝統にしがみついてきたことです。

反対に伸びている会社は、いま自分たちに出来ることは何か、
お客様に満足してもらうためにはどうしたらいいか。という事
を日々真剣に考え実践しています。

そういう会社は、過去の実績や伝統がなくても、どんどん伸びています。


PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用


短い文章ですが本質をついて素晴らしい一言だと思います。
とかく私達は、自分中心になることが多いのですが二宮尊徳先生が示し
『たらいの水の例話』のように、欲を起こして水を自分自身にかき寄
せようとすると、向こうに逃げます。
人のため、お客様のためと向こうに押しやれば、帰ってきます。
金銭も物質も人の幸せも同じであります。

簡単な理屈であり、誰でも知っていますし共感します。
しかし、これがなかなか実行・実践できません。
それは人間の欲望、つまり『自我』がジャマをするからです。

鍵山先生のお話でよく出てきます『自我』を少しでも小さくする方法は
『素直になる』ことなのです。
そして『素直』になることを『掃除』を通じて実践する。
この実践を『凡事徹底』と名付けているのです。
少しでも近づけますよう、今日も明日も『凡事徹底』を実践します。

*インターネットより鍵山先生の写真を抜粋しました。










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2014年05月01日

再びブレイク【地ビール】

                      
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今から遡ること20年前、1994年4月に酒税法改正により『地ビール』
免許を取得・製造が解禁されました。
解禁直後は地ビールレストランが大人気となり、『地ビールブーム』が
巻き起こっていたことを記憶されているでしょうか・・・・・
解禁後の大ブーム、そして低迷時期を経て、再び高級志向に灯がつき、
素材や製法を変化させて静かなブームになっているようです。


*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



日本の『地ビール』の草分け的存在は、西宮市にあるステーキハウスの
「三田屋」と言われています。
1994年に酒税法改正により、翌年ニュージーランドより醸造設備を陸
揚げをする予定でしたが1995年1月17日、阪神大震災に襲われスタート
が大幅に遅れました。
震災後は復興に時間が掛かりましたが100日後には『揮八郎ビール』
完成し、現在も販売しています。

*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



1994年の解禁後は、日本中が『地ビール』ブームで沸いていましたが
2004年頃からブームも下火になり、不況の影響や発泡酒の登場もあり
長く低迷期を過ごしていました。
国内の地ビールメーカーは2003年のピーク時には、251社を数えていま
したが、現在では174社と大幅に減少しているようです。
しかし「アベノミクス効果」なのか、最近では食の高級志向に風向きが
変わり、『クラフトビール』と呼び方も変化して人気に火がつきはじめ
たようです。
最近では数多くの『地ビール』の新製品が発売されています。








*関連写真をインターネットより抜粋させていただきました。



さて、今回の『地ビール』ブームは、長続きするのでしょうか・・・・
製造するのには高額な専用の醸造タンクと独自の醸造技術も必要となり
かなりの設備投資・人材投資が必要となります。
素人が簡単に参入できる業界ではないので、『プロモーション』の工夫
が必要なのではないでしょうか。
具体的な成長戦略、成長マーケティングは
  『希少価値』
  『価値観の演出』
過去の成功事例を考慮して、どのように創造できるか、継続的にヒット
するか、消費者に定着するかが分岐点となることでしょう。

『地ビール』業界の今後に期待したいと思います。









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