2014年04月07日

牛丼業界の戦い/新たな局面

                      
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4月1日の消費税8%の増税がスタートして一週間、生活の中で幅広い
商品やサービスの価格が一斉に値上げとなりました。
「デフレ時代の象徴」であった牛丼業界の「牛丼」値下げ合戦にも新し
い変化が訪れてきています。
これまで大手3社が横並びで牛丼280円であったのですが、この日を
境に戦略に変化が見られました。
「すき家」が270円、「松屋」が290円、「吉野家」が300円に
価格を改定し、横並びの状態から最大30円の差が生じました。



*インターネットより関連写真を抜粋させていただきました。




「すき家」は4月1日午前9時より全国一斉に牛丼の本体価格250円
(税込270円)に変更し、価格競争を継続する姿勢を見せました。
値上げの嵐が予測される中、あくまでもお値打ち価格で牛丼を提供し、
客数を伸ばして利益の確保を目指すようです。

「吉野家」は同日10時より全国一斉に20円値上げの300円での販売
をスタートさせました。
ライバル社より高い価格での提供に踏み切った戦略には、同社の好調な
「牛すき鍋膳」「牛チゲ鍋膳」の存在があるようです。
今年2月までの既存店売上が5ヶ月連続して前年プラスという消費者か
らの高評価が背景にあるようです。
値上げしたのも、牛肉の熟生や玉ねぎの増量などの品質重視戦略に変更
する姿勢を見せています。

「松屋」は同日の午後3時より価格の改定を実施し、他社の動向を探る
姿勢で臨んでいます。
人気の「カルビ焼肉定食」など一部のメニューは、価格据え置きとして
いるのが特徴です。


消費税増税をキッカケとして牛丼戦争も、各社がそれぞれ異なった戦略
に移行しており、大変に興味深い状況となってきました。
さて、最終的に消費者の心を掴むのは何処か・・・・・
またまた楽しみなマーケティングの事例となってきました。




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