2012年09月08日

外食産業の戦い/セルフうどんチェーン

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現在、外食産業「セルフ式うどん」の店が急速な勢いで増えています。
民間企業の市場調査では「セルフ式うどん」の市場規模は2156億円で
2016年ごろには2450億円まで拡大する見込まれています。

お盆をカウンターに沿って移動させながら、うどんやトッピング惣菜を
自由に取り、前払いで会計を済ませる業態は、うどんの本場である讃岐
地方では一般的でしたが、2000年頃から全国各地で見られるようにな
り、今ではショッピングセンターのフードコーナーなどでは当たり前の
光景となっています。
そのきっかけを作ったのが『はなまるうどん』『丸亀製麺』という業界
の2強チェーン点の登場でした。


*インターネットより写真を抜粋させていただきました。



2000年創業『はなまるうどん』は香川県出身の社長がフランチャイズ
事業に乗り出し、2002年に東京渋谷に初進出し、かけうどん一杯100円
という低価格がうけ、大行列を作る人気店になりました。
かたや『丸亀製麺』は香川発祥ではありませんが、各店舗で客に調理し
ている様子を見せる演出がうけ、2006年頃から急成長しています。

現在『はなまるうどん』は約310店舗を展開中であり、年間50店舗程度
の出店規模を維持する勢いであり、『丸亀製麺』は約620店舗を運営し
年間100店舗以上の出店を計画しています。

さらに上位2強チェーン店の隙間を縫うかたちで新規参入組の「セルフ
うどん店」も成長しています。
『四代目横井製麺所』『宮武讃岐製麺所』『楽釜製麺所』などの注目を
浴びる店舗が続々と出店攻勢をかけているのが業界事情です。

しかし、「市場は飽和状態に近づいており、チェーン展開をすればする
ほど他店との差別化が難しくなっている」
と専門家は指摘しています。
「どのチェーンも製麺機械に頼り過ぎて手打ち感がなくなり、麺にコシ
が無くなっており、讃岐うどんの命であるネギやショウガといった薬味
を、価格の安い中国産に変え、味を落とした店もあります。 これでは
いくら茹で方に自身のある職人がつくっても、本場の讃岐うどんの味か
らは遠ざかっていくだけです。」
と警鐘を鳴らしています。


多店舗展開での市場マーケットシェアの獲得の競争激化と、本場の味の
品質維持・確保、あるいは低価格を維持するコストダウン。
「セルフ式うどん店」の今後の戦略に注目です。











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